私が悩んでいる「愛着障害」について

毒親について
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こんにちは、森雨です。

今回はブログを始めたきっかけと『愛着障害』について書かせていただきます。

そもそも、このブログをやろうと思ったきっかけは「自分は愛着障害だ」って気が付いたからなんです。

NOTEというので、ちょっとずつ過去のことについて書いていたんだけど、ちょっと物足りないなーって。
「毒親育ちの悩みについてもっと書きたい!」という思いが強かったんです。

私実はネットを使ってささやかな商売をしているんですが、そこでHPをたくさん作ったりしていて
もっと多くの人と愛着障害や毒親について共感したいな
と思い立ってこのブログをつくりました。

過去のことはもう大抵のことはそのNOTEの『毒親から遠く離れて』で書いたんですが……

    • 支配的・暴力的な父とそれに虐げられる不安定な母を持つ
    • 成績優秀だがどこか人に対して冷ややか。人の気持ちを理解しない姉と兄がいる
    • 両親に結婚式の招待をこっぴどく断られたのをきっかけに絶縁
    • 結婚式以来兄弟とは疎遠
    • 妊娠・出産も一切手伝ってもらっていない。孫に会わせていない
    • 今は3か月に一度両親に息子の写真をメールで送るのみ。※現在やめてます

目次

【そもそも】愛着障害って何なの?


うちのブログでしょっちゅう出てくる『愛着障害』について全然知らない、という人も多いと思います。

愛着障害とは、精神科医である岡田尊司氏によって書かれた本『愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)』に詳しく書かれているんですが、

そもそも『愛着』というのは、乳幼児期に子どもが泣いたときに親が飛んできて抱きしめたりして愛情を与えることで
子どもに安全地帯を与えることになります。

こうしたスキンシップを与えることで子どもは安心し、そこから生きる力を得たりするものなんですが
こうした愛着形成が不十分であった場合、つまり親や周囲から十分な『安全地帯』が得られ無かった場合、
将来的に普通に愛着を得られた人と比べて対人ストレスに弱く、また愛情に対して常に不安を抱えて生きることに
なります。

こうして、愛着形成が不十分だった弊害のことを本著では『愛着障害』と呼んでいます。

私の場合、毒親かも?と気づいたきっかけは、

あるあるかと思うんですが、このスーザン・フォワード著を読んで
「あ、ネットでいう毒親ってこういう人たちのことを言うんだ!……ってこれ、うちの親じゃん」ってことからすべてがスタートしました。

そこから「生きづらさのわけは毒親育ちにあるのかも?」と思って手探りで本を漁っていたときに
見つけた本が愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)でした。

まさに自分の症状に恐ろしいくらいドンピシャ!で、
特に『不安定型愛着』の症状の例を見るだけで動悸が激しくなりました。

  • 人とほどよい距離感が保てない
  • 傷つきやすく、ネガティブな感情を持ちやすい
  • うつや心身症になりやすい
  • 過去にとらわれたり、過剰反応しやすい
  • 全体より部分にとらわれやすい
  • 発達障害と診断されることもある
  • 道化として動いてしまう
  • 性的な問題を抱えやすい
[br num=”1″]本著にはこれよりもっと例が載っていますが、ざっというとこんな感じです。

これまでの人生は対人関係に常に不安を抱えていていて、結果的に不安から相手に依存して
相手を選ばずにセックスに走ったり、愛情を過度に相手に求めたりして
自分も相手も追い詰めたりしていた理由がわかったときは本当にうれしくて涙が出ました。

追記:『愛着障害』という言葉自体は岡田先生オリジナルな名前なのでもしかしたら精神科等では通用しない可能性もあります。
愛着障害と近い症状に『境界性パーソナリティー障害』『HSP』などあり、医師やカウンセラーによって見識が違います。
私は『愛着障害』も『ボーダー』も『HSP』も毒親育ち特有の症状だというのを納得して使っているので当ブログではどのネーミングも話題に取り入れています。

私が愛着障害になったわけ・きっかけ

両親はずっと自営業で飲食店をしていました。

「お金がもったいない」という理由からどんなに忙しくともアルバイトなんか雇わず、
自分たちで切り盛りしてきたんですが、子どもたちのことは、ほぼほったらかしでした。

夕食が真夜中になることもザラで、常にお腹を空かせているような状況でした。

仕事が終わるとストレスと疲れでイライラ。子どもの話なんて聞かないし、
子どもに当たり散らして暴力を奮うことも少なくありませんでした。

甘えても「あっちに行け!」といわれることもあれば「こっちにおいで」とやたらと
身体をべたべた触られることもありました。

「自分たちがこんなに苦労しているんだからもっと見返りが欲しい」
子どもには勉強をとにかくさせ、成績が悪い私には殴ったり蹴ったり。

小学校低学年の時から、厳しい塾では先生に怒鳴られ、家では殴られるような生活でした。

それでも両親のことが好きで、愛されたくて無理をし続けました。

でも兄弟より一つ下の高校にしか行けなかったため、両親の言葉の暴力は悪化。

「自分なんて死んだほうがいい」
「生きている価値がない」
「生きていることに何の意味もない」

そんな思いが強く、高校生のときには自傷行為をしていました。

大学でようやく県外へ脱出しましたが、それからも毎日母親にその日あったことを連絡。
どれだけ親のことで苦しんでも、ずっとなんでも両親に話せる「仲の良い親子」だと思い込んでいました。

でも、社会人になってあることをきっかけに大爆発。

ようやく自分の心を見つめなおしたときには既に心身共にボロボロでした。

今の現状『愛着障害』

今は親と絶縁し、結婚。幼い子どもを育てています。

でも、子育てをする中で自分の精神的に不安定なところが怖いです。

夫のおかげでまだ大丈夫ですが、いつ子どもに手を出すかわからない不安があります。

そして不安定になるたびに「自分を殺したい」「消したい」「ナイフでぐさぐさ刺したい」という衝動にかられます。
ふとしたきっかけで過去のことがフラッシュバックして、嫌な気持ちになってしまうことがすごく多いです。

夫が自分のことを嫌いになるのではという不安が常にあります…なのにわざと試すようなことをして嫌われようとしてしまう。

このブログでは、そんなどうしようもなく不安定な自分を愛着障害と表現し、
1人でも多くの私と共感するために記事を更新し続けています。

2018年現在、多くの読者の皆さんからお問い合わせやコメントを頂きました。

その中には私と同じ症状に悩む多くの愛着障害の方や、ボーダーの妻・彼女を支える方、
毒親育ちで今も苦しんでいる方がおり、ありがたいことに多くの共感が寄せられました。

愛着障害は簡単に治るものではない、と私は思います。

20数年間、またはそれ以上かけて傷つけてきたものは、
やはり同じだけの時間をかけてゆっくり、じっくりと癒していくしかないんです。

『愛着障害』はアダルトチルドレン(AC)とも言われます。

このブログが、小さな内なる「子ども」を今一度抱きしめてあげるきっかけになればと思います。

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