「絶縁してるって記事を書いてから数日後に毒親と会いましたって矛盾してますよね?」

インタビュアーは私に詰め寄っている・・・私はそっと目を伏せた・・・

「・・・でもこんな機会ないと思ったんですよね」

「嬉しかったんでしょ?親と会って」
「和解したんでしょ?一緒にランチしたんでしょ?」

さらに詰め寄る。マイクが顎に直撃する。

「いいえ・・・いい話なんかなにも・・・ただ私に残されたのは・・・

ものすごい徒労感です。」

父に会った【数年ぶり】

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母から10日前にメールがあって、
「お父さんがそちらに行く予定です。会えませんか?」

とあった。

誰かとこっちで会う予定があるんだろうな、と思ったので一応

「こっちで誰かと会う予定ですか?何か用事でも」

と聞くと返事はなかった。
数日たって

「お父さんに直接メールしてください」

と来たから(素直に)お父さんに同じことを聞くと

「いいや、○○(私)に会うだけです。」

とあった。

(なら『会う予定です』って変じゃない?普通「予定はどうですか?」とか聞くよね??)

ちょっとイラッとしながらも、私は父と会うことを選んだ。
でも、指定された日は水曜日。思いっきり平日ど真ん中。

「平日なんで、息子は保育園で会えませんがいいですか?」

はじめから息子には会わせる気はなかったが、一応期待してもらわれても困るのでそういった。

しかし返事はないまま、当日を迎えた。

そして当日。
朝早く父はうちの最寄りの駅に来た。

夫は「何かあるかも(暴力とか怒鳴るとか)しれないから、外で会えよ」と言っていたが、
私は長丁場になることも考えて家に入れた。
父も当然私が家に招待してくれるだろうと思って朝早くきたらしい・・・。

体調不良と老いをやたらと訴える毒父

開口一番が
「自分は病気だ」という話だった。

病院で難病だと言われたけど、薬は飲まない。
でも、自分は難病だ。体も悪いけど一生懸命生きている・・・

と言って私が出したコーヒーをすすった。

数年ぶりに会う父は明らかに歳をとっていた。
私はその父の太い腕に、手に、何度殴られたかわからない。

どうしても同情できなかった。

自分の気持ち、されたことを訴えてみた。

結婚式に出席してもらえなかったこと、そのことであなた方が祖母や周りの親戚のせいにして傷つけたことなんかを
はっきり言った。

父「言葉と言うのは難しい・・・良いように言っても誤解されてしまう・・・」
「どういうとられかたをするかわからないからな・・・」

ぼそぼそとそう言った。

「それはあなたの勝手な考えでしょ?少なくとも私や私の周囲の人はお父さんたちにすごく傷つけられた。ちゃんと謝罪するべきだ」

そういうと、

「もう〇年も経ったことを・・・蒸し返しても誰も幸せにはならない」

未来の話をしよう、とまるで小さな子どもに言うように私の手に触れようとした。
思い切り払いのけた。

「あなたはどうか知らないけど、私はずっと時計が止まったまま。苦しいままだ。加害者が被害者に言うセリフじゃない!」

と言った。声は少し震えたが、怒鳴ったり涙を流すことはなかった。

父「喧嘩しにきたわけじゃない・・・お前の顔を見に来ただけだ・・・」

父はそういうと、私に「悪いのは夫の両親だ」と言い出した。
責任を押し付けられそうな人だったら誰のせいにでもする。それが毒親だった。

お金で釣ろうとしてくる

父はスッとお金の入った封筒を差し出した。
母方の祖母と自分たちからだと言う。

「そんなお金いらない。持って帰って。」

昔から誕生日やクリスマスはなかった。
祖父母から現金をもらっても一度も使ったことはなかった。
プレゼントなんて一度ももらったことがない。

一度でいいから、私のことを考えたプレゼントをもらいたかった・・・そう思った。

話し合いの場でふざける父。

そのあと、昼食に外に出た。
食欲なんて全くなかったけど、家に一緒にいるのが嫌だったので無理にでも出かけた。

歩きながらやはり自分のことばかり話す父。
「こうやってたまに都会に出ることが俺の身体にはいいんだ」
「毎日2キロくらいは一生懸命に歩いてる。身体が辛くてもな!」

お父さん、すごいね!ってほめてほしいのか同情してほしいのか。
ずっとそんな話をされた。
(娘のことは一度もほめたことはないのに)

食事をしながら話し合いを続けた。
顔を見ていると怒りがわいてきて、一方的に私は喋った。

すると突然
「お、○○(私の名)節が出たねぇ~?」

「だいぶストレスがたまってるんやねぇ~?」

そんな風に笑って茶化してきた。

レストランのテーブルをひっくり返して怒鳴りつけたい衝動に駆られながら、
私は何も言わずに口に食べ物を詰め込んだ。早く父との面談を終わらせたかった。

そして食後・・・

いよいよ本格的に虐待のことから話すことになった。

長くなったので、
>>「対決してきた」2に続きます。




 

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