うちの息子は今1歳10か月。
2才に近づくにつれ、ぽつぽつと言葉が出るようになり本人の意思も感じられるようになりました。

自慢じゃないですが、うちの子は可愛い。超可愛い。
顔も性格も好きな食べ物もちょー可愛い。

誰か「まあ、我が子っていうのは可愛いもんですよね~」

はい。そうですね。
大抵の母親は「○○君、かわいいねっ」って言いながら
(うちの子のほうが〇倍可愛いけどね)
って思ってるもんです。

でもだからと言って、その【いいお母さん】が皆、
「虐待する親の気持ちってぜんっぜんわかんない!
こんなかわいいのにどうしてそんなことできるの?鬼畜?」

って思ってるわけじゃないんですよ。

こんにちは、森雨(@moriame25525)です。

今日は子どもへの虐待と愛着障害のお話です。

子どもに手を上げたときの母親の心の中

私の話ですけど、
第一子の息子がまだ8か月くらいのときでしょうか。

泣いて愚図ってる息子の頭をぱちーんって叩いてしまったことがありました。
しゃべるどころか、歩けもしない、食事も自分で取れない、そんな息子に手をあげてしまいました。

叩かれた息子は「?」という顔で泣き止んで私を眺めていました。
そしてまたすぐ泣き始めました。

私はこのとき何を思ったかというと、
「私は悪くない!私は悪くない!」
と自分のしたことを見てなかったことにしようと、頭の中で唱えていただけでした。

数年前に大阪で2人の幼児が母親に置き去りにされるという事件がありましたよね。
私、あれすごくわかるんです。

息子が3か月くらいのころ産後鬱のようになっていた私は
「この子を置き去りにして外に出たらどうなるんだろう」
とずっと考えていた時期がありました。
そのころ夫は仕事が忙しくて帰る時間も遅く、私は周囲に誰も頼れる人はいませんでした。
家事と育児を必死でこなしながら、愚痴る相手もいなかったんです。

寝ている子どもの顔を見ながら、
「一人で留守番させたら泣くかな。泣いたらどのくらいで泣き止むかな。
泣き止まないかな。泣き止まなくて、お腹空いても誰にも気づいてもらえなかったら
脱水症状になって死んじゃうかな。どのくらいで死ぬかな。丸一日くらい?」

そんなことをぼんやり考えていました。

夫がいなかったら、絶対実行していなかったという自信がありません。

愛着障害の育児について、もっと考えてほしい

虐待をする親すべてに当てはまると断言するのは難しいですが、
かなりの割合で虐待する親は愛着障害を抱えていると思います。

大阪二児餓死事件で母親だった下村早苗容疑者はシングルマザーで
夫や自身の親のサポートは一切なしでした。
それどころか、実親は毒親で下村容疑者は子どものころからネグレクトを受けて育ちました。

それでも初めは自分なりに一生懸命子どもを可愛がり、育児に奮闘していたんだろうと
思います。「夫と一緒に子どもを愛情たっぷりに育てたい!」と考えていたんでしょう。

でもいつしか子育てしながら浮気。離婚。キャバ嬢として働くうちに「もっと男から愛されたい」「自分の好きなことをしたい」
「どうして私だけ愛されないの?」「愛して!」と子どもを放置して男にのめりこむ
ようになったんでしょう。

下村容疑者は完全に子どもに戻っちゃったんです。
インナーチャイルドが全開になってしまったんだろうと思います。

ホストや店の人間に「子どもをほったらかしている。死んでるかも」
と言っていたらしいですが、これは

「誰か私たちを助けて!」

と泣きついていたのと同じです。
り飛ばして、殴ってでもいいから誰かに救ってほしかったんだと思います。

事件発覚後、取り調べに対し淡々としていた状態で世間では
「最低な母親、反省の色もなし」と言われていたことを覚えています。
子どもをほったらかしで男と遊んでいた点もさらに世間の怒りを買っていました。

「子どもが子どもを育てる」って実はこういうこと

若い子が妊娠、出産したりすると
「子どもが子どもを育てる」と言って世間で
馬鹿にしたり呆れたりすることありますよね。
私はこれを嫌な意味でなく、愛着障害の子育てとして世間に知ってほしい
と思います。

愛着障害に年齢は関係ありません。
でも子育てをする上で普通の人より大変な部分があります。

『虐待は連鎖する』
というのはありますが、
本人の必死な努力次第で愛情いっぱいに子どもを育てることも出来ます。
しかし、それは本人の性格や過去を理解して子育てをサポートする必要があるんです。

虐待に対し、『愛着障害』を知る人間が出来ること

今でも世間では虐待事件が相次ぎ、多くの子どもが犠牲になっています。
ネットでも「子どもが可愛くない」「虐待してるのかも」「子どもなんか作らなきゃよかった」
というママが大勢書き込んでいます。

そのとき「母性」という幻想を掲げてその母親を攻撃するんじゃなくて、
まずは努力を認めてあげること。(愛着障害は承認欲求が強いです)
やったことを責めずに誰か支えられる人間をよこすことが大切です。

私が愛着障害をこじらせているとき(精神的に不安定になっているとき)は、
とにかく「あなたのこと見てるよ!」という目がありがたかったです。
母親の孤独は虐待をエスカレートさせます。
もう一人の自分(インナーチャイルド)が出てきて我を忘れそうになる
可能性があります。

私が虐待せずに子育てが出来ている理由

私は冒頭にも述べたように息子を叩いたことがあります。
これは息子を私と愛着障害にする可能性があるためやってはいけない行為です。
今では反省しています。

一応言っておきますが、私は虐待を絶対に容認しません。
私自身虐待を受けて育ちましたが、子どもは理不尽に暴力を振るわれたり、
暴言を吐かれたことを忘れないですし、
「叩いちゃったり、殴っちゃったりすることもあるよね☆」
という軽い気持ちじゃ済まされません。

私は今のところ、息子に暴力も暴言も吐かずに育児することが出来ています。
毎日楽しく生活していますが、それは夫が私の愛着障害について理解があるのと
私が自分の特性を把握して周囲(姑とか叔母とか)にSOSを出すようにしているからです。

どちらか一方でも欠けていたらと思うと怖いくらいです。
そのくらい愛着障害の育児は大変なんです。

「虐待するかも」と少しでも思ったら外へ飛び出せ!

最後に、私は実際にやっていた虐待回避法をお教えします。

私の虐待回避法は、ずばり、
少しでも「やばい」と思ったら

子どもを抱っこして外へ飛び出すこと。

家の中の空気から脱出して、夜でも夜中でも早朝でもいいから外に出ることです。

スッピンだろうと何だろうと、虐待するよりかましです。

そして、誰でもいいので「今ギリギリの状態」であることを電話で伝えること。
それが夫だろうと誰だろうとかまいません。
友達でもいいから「今死にたくなるくらい気分悪くなって
子ども叩きそうになった!」と自分の感情の状態を伝えることが大切です。

森雨(@moriame25525)でした。

 

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