私「ひじりの青春、一枚」

受付嬢「さとしの青春ですね」

…それです。

というわけで恥をかきました。
森雨(@moriame25525)です。

今日は最新映画のレビュー、いきます。

『聖の青春』で知る将棋という「戦いの世界」


映画館で久々の日本映画、面白かったです!

なんたって、この作品のために松山ケンイチが激太りして役に挑んだ
ってい聞いたときから観たかった映画でしたからね。
本人がそこまで入れこむんだから相当本がいいんだろうと。
そしたらやっぱり当たりました。
いや~よかった。
水野春郎なら「いや~映画ってほんといいもんですね」って
言ってるところです。

という冗談はここまでにして、
最近『3月のライオン』という漫画のヒットもあり将棋ブームが
また来ているような気がします。

ま、ブームって言っても、将棋を中継するのは未だNHKのみ。
絵(戦っている図)はすごく地味なので若者にキャーキャー言われる
ことは今後もないとは思いますが、あの小さな正方形の上で行われる真剣勝負に
挑み続ける棋士たちについては充分ドラマになる要素がありますよね。

突き詰めていく頭脳戦の先に何があるかを観たいという意欲。
それだけを見つめて一心不乱に戦う姿は将棋を知っていても
知らなくても胸打たれます。

叫ばなくても、怒鳴らなくても熱演。それが名優。

テレビなんかで演技について良く知らない人たちは、
「何か叫んでいる=熱演」
と勘違いしがちですがその意味がこの映画を観るとわかりますよ。

この映画特に派手なシーンはないし、叫んだり走ったりするシーンもないですが、
それでも盤面を眺める2人(東出昌大と松山ケンイチ)を見ているだけで
目が離せないほどの緊張感のある場面が出来ています。

だからこそ、リリー・フランキーや柄本時生のちょっと力の抜けた感じも生きてます。

松山ケンイチと東出君をじーっと観ているとだんだん、
「あれ?これ誰?」ってくらい二人の顔がよくわかんなくなってきて
しまいにはドキュメンタリー映画か?ってくらい棋士の顔してます。

本当です。
主人公の村山さんは私は顔を知らなかったんですが、
子どものころよく羽生さんはテレビに映ってました。
東出君をじっと見ていると「あれ?羽生さん?」ってなりましたよ。

いかに自分の色を消して、役に入り切れるかが上手いか下手を決めるんです。

「○○(俳優・女優)さんらしい演技」って最低ですからね。
覚えておいてください。

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敵同士の2人が一瞬見た幻

村山と羽生が会津の旅館で戦っているときに席を外していた村山が
戻ってみると、羽生が窓から外の景色を眺めているシーンがあるんです。
窓から見えるのは日本庭園に降りつもった美しい雪景色で、その雪の上を猫が一匹
ゆっくり歩いている。

2人は戦っていてずっと同じもの(盤面)を見ていたはずなのに、初めて同じものを
見たようにほっと一瞬微笑むんですよね。そしてすぐ対局に戻るんですが、
そして本人たちのとっては本来の現実は猫のほうであるのに、実際は将棋の上が現実で
猫のほうは幻想でしかないんです。

村山「羽生さんは、どうして将棋をしているんですか」
羽生「わかりません。ただ……私は今日あなたに負けて、死ぬほど、悔しい」

以前に、村山に他の仲間が「どうして将棋をするのか」という理由を
「将棋と出会っちゃったから」と自分で答えていました。
(結局その仲間は3段で敗退し、退会しちゃうんですが)

もう既に2人には「将棋をする意味」「戦う意味」なんてないんですね。
身一つで、死に物狂いでてっぺんを目指すからこそ強いんです。

身につまされるものがありました。
この間のブログでも書いたけど、本当生きている間に何ができるか。
一瞬一瞬を大切にしなきゃいけませんね。

PS,最後のシーンなんですが、どうして秋の景色なのにセミが鳴いてたんでしょうか?
 誰かわかる人、教えてください。

森雨(@moriame25525)でした。

関連情報

☆公式サイト
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『聖の青春』公式HP

☆原作
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