自分の問題と人の問題を置き換えて考えてはいけない、という当たり前のこと。

私の子育て
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こんにちは、森雨(@moriame25525)です。

突然ですが、森は本当に映画が好きです。

特に『男はつらいよ』シリーズが小さいころから好きで、
高校の時、小説で賞を取って授賞式に出席するために初めて東京に行ったとき、
真っ先に行ったのは「男はつらいよミュージアム」でした。笑

そのくらい好きです。

『男はつらいよ』の寅さんには作中に本当に名言(迷言?)が多いんですが、
私が特に印象に残っているものが一つあります。

それは、第一話『男はつらいよ』の中での名言。

俺とお前は別な人間なんだぞ!

早え話がだ!

俺がイモ食って、お前の尻からプッと屁が出るか?

何でもないような、至極当たり前のこの言葉ですが
結構人って「こっちが考えていることはあいつも考えていることだ」
勘違いしがちなんですよね。

こっちが感じていることくらい、相手にも伝わるだろうって。

寅さんの言う通り、みんな別の人間なんです。

みんなそれぞれの痛みがあるし、喜びがあるし、生活がある。

このことを忘れちゃいけないんです。

目次

世の中には自分より辛い思いをしている人がいる、ということ

人は生まれたときから死ぬまで、1人で自分の感情に向き合わなきゃいけないんです。

どんなときにも、実際に自分を助けてあげることが出来るのは自分だけです。

他者は助言しか出来ません。

井戸に落ちたあなたに、

「そう、その出っ張りに足をかけて。違う違う、そこじゃない。
がんばれ、もうちょっとだ」

みたいなことを頭上から言うしか出来ないんですよ。

だから辛い時に、
「自分より辛い人」のこと考える暇あったら、
自分でどうにか這い上がることを考えるべきなんです。

「自分より辛い人」は自分でどうにかする。

あなたは「あいつよりは辛くないかもしれないけど
ちょっと辛いのはたしかだ」という状況のことだけ
考えてください。

子どもが「親のせい」と思うワケ

毒親関係の本を読んでいていつも思うんですが、
たいてい親が自分の問題を子どもにかぶせるから悲劇が起こるんですよね。

例えばウチで言うと、

毒親の両親は、自分たちの「周囲へのコンプレックス」
「後悔」「トラウマ」「ストレス」「将来への不安」を、

完全に子どもにすっぽりかぶせて自分の問題として取り合おうと
しませんでした。

そこで子どもが成績が落ちたり、友達が少なかったり、部活でレギュラーに
なれなかったりすると自分の問題に勝手にすり替えて、

「お前がもっと頑張らないせいだ!」

とけしかける。

それに対して子どもは、

(親に怒られる!責められるからやらなきゃ)

と、子どもも成績が落ちたのを「自分の問題」として
取り合えず、親の為に頑張ることになる。

だから、そうして育った子どもが自分の受験の失敗や就職の失敗を
「親のせいだ」と思うのは当然なんです。

誰がどうなろうと、本人の勝手であるということ

そもそも、親が自分の問題と真摯に向き合っていれば
「毒親」といわれるまで発展することはないんですよね。

だから極端に言えば、子どもがどんな成績を取ってこようが、
何しようが、放っておくべきなのです。

頑張ったな、努力してたな、というときには
「よくやったね。見てたよ」と言いさえすればいいんです。

勉強に関して言えば、
学習塾だって、本人が「いきたい」と思えば行かせればいいと思います。

私はもともと塾業界で働いていましたが、

過干渉で「うちの子は成績悪くて、○○高校行けるか心配だ。眠れない」
と毎日のようにやって来たり電話してくるうちの子ほど勉強しませんでした。

どれだけ塾に来ても授業中は「早く終わらないかな」という感じでした。

しかし、放っておいてもコツコツ自習している子の親は面談の日にしか
来ませんでしたし、電話連絡もめったにありませんでした。

しかし、決して「放任している」感じではなく、面談でも本人に
「どこの高校に行きたいの?何がしたい?」
と本人の意思を時間をかけて聞き出そうとしていました。

出来る子は親の考え方自体が違うんだと実感しました。

だから私は将来子どもに難関大学に行ってほしいとは思いません。
別に受験するからって塾とかには行かなくていいと思っています。

ていうか、学校自体行きたくないなら行かなくていいんじゃないかと思います。。

それで本人が損しようが、得しようが別に私には関係ないことなので。

でもそれって親に対しても言えることなんです。

だから、
「私が親から離れたら、親が可哀想」とか考えなくて全然いいんですよ。

私も今まで何度も、
「正月(お盆・GWとか)くらい子どもや孫と過ごしたいだろうな」と余計なことを考えました。

「私がいなくなると、親はさみしいだろうな」

とか。

でもハッキリ言って、

子どもがいないことで寂しかろうが辛かろうが、
それは親の問題です。

親が「可哀想」なことに子どもは何の責任も負うことは
しなくていいんです。

皆自分のケツくらいは自分で拭くべきなんです。

残酷ですか?

でも、生まれたときから死ぬまで、結局あなたに何かしてあげられるのは
あなただけです。

自分の問題と他人の問題を混同しないでください。

毒親育ちは、「自分の問題」だけ考えるように!

毒親育ちって、自分が辛い時に何かしてもらうことばかり
考えがちなんですよ。

親が過干渉だったからか、また逆に完全に放置だったか
たいていどちらかなので。

「人に頼りたい。依存したい」と思うことが多いんです。

だから、人に嫌われたとか好かれたとかばかりに気を取られています。

しかし、繰り返すようですが、
他人があなたを嫌おうが、好きになろうが他人の勝手です。

あなたは相手の心を操作することは出来ません。

だから初めから「相手を変えてやろう」「相手にこう思われよう」
と考えるのをやめることです。

そう考えれば、何となく今より自由になりませんか?

自分の幸せは自分で作り出すもので、相手が作ってくれるものではない。

イモを食べて「美味い」と感じるのは自分だけ。

その「美味い」を他人と分かち合いたいのなら、
まずあなたがイモを食べなければいけません。

まずは自分の幸せだけを考えましょう!

森雨でした。

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