こんにちは、森雨です。
前回に引き続き、今回も毒親体験談をお送りさせて頂きます。

今回毒親体験談を寄せてくれた【そらママ】さんはボーダーを抱えつつも、
2人のお子さんを育てるお母さん!

実はこれまで『ボーダーを抱えつつ子育てしてます!』という人に
出逢ったことがなかった森…

インタビューでは子育てのことからボーダーならではの悩んでいることまであまりに
私と同じで驚きでした。

そして共感を得たのでマジ癒されました…

ブログの読者の方の中にも「ボーダー×子育て中」という、

戦うママ(パパ)は少なからずいると思うんです。

今回の記事は「絶賛子育て中」のあなたから、「これから子どもを持ちたい」と考えている
毒親育ちの方まで読んでもらいたい…と切に思います。

『妻(夫)がボーダー』という方も!

必見です。

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過干渉でプライバシーを阻害してくる母親

森雨森雨

送っていただいた生い立ちを読んで衝撃でした。猛烈に過干渉なお母さんだったんですね。さらに娘にはお金をかけていなかったという話で、
公立高校も奨学金で行かせていた、というのに驚きました。別に貧乏でもなんでもないのに、高校すら出してくれないってものすごいですね。


そらママさんそらママさん

私が少々成績がいいので、母はそれを利用したんでしょうね。進学校だったのに結局大学も「行きたいなら勝手に行けば」って感じでした。
後で調べたら、別に実家は貧乏でもなんでもなくむしろ父は高給取りだったことがわかったんですが……

子どもの教育費までケチるのって相当なものですよね。

「誰に食わせてもらってるんだ!」という子どもがどうしようもないところ(経済的なこと)
で責める猛毒マネー・コンプレックスな毒親は確かに多いですが、

そらママさんは実家にお金があったのに出してもらえなかった…という
のはかなり辛かったと思います。

さらに、そらママさんは中学のときに部活動のユニフォームも買ってもらえなかったそう。

結局運動が得意だったわけではなくいじめもあってやめたそうですが、
訳もなく学校で必要な物も買ってもらえないのは確実に虐待ですよ。

森雨森雨

(そういえば私も裁縫道具買ってもらえなかったな…)

アルバイトも高校から強制的にやらされていたそうです。

そらママさんそらママさん

母は子どものプライバシーを完全に無いものとして扱っていました。だから友達に貰った手紙も、机を漁って読まれたし、
高校になると携帯が流行ったんですがメールも親のいる場所では見せるよう言われていて…見せてましたね


森雨森雨

そんなことをされると、当然子どもでも怒りがわきますよね。親に反抗したりはしなかったんですか?


そらママさんそらママさん

反抗はほとんどなかったですね…こんなもんかな?と思っていたので

親に従いながら、小学3年生のころから「消えたい」「死にたい」という想いが常にあったというそらママさん。

5歳下の弟にはなぜか普通にお金やプライバシーを持つ自由を与え、
長女のそらママさんだけがずっと母親の支配下に置かれていたそうです。

森雨森雨

娘には何をしてもいいと思っている女親は多いです。自分の過去や苛立ちに対し娘に共感を強いたりします。
逆に息子は夫や実父と同じく特別扱いして満足感を得るもんなんですよね。

毒母はわざとやっている部分もあります。
コンプレックスや兄弟に対する羨望で苦しむ娘を見て「もっと苦しんで、私に共感して!」と訴えているんです。

虐待というのはこういうことです。
子どもは親の気分が良くなるためのアイテムでしかないんです。

自分の気持ちがわからない!被虐待児は親に殺されたも同然

そんな辛い子ども時代を送ったそらママさんが自分の生きづらさに気づいたのは
実は結婚して子どもを出産した後でした。

2008年の6月8日・秋葉原の無差別通り魔事件。
死者7名・死傷者10名の凄惨な事件の容疑者 加藤智大

当時ニュースではその身勝手な事件を起こした加藤の生い立ちを
細かく調査し、報道していました。

それを見て加藤の母親はまさに自分の母親だ、と気づいたそうです。

そらママさんそらママさん

衝撃でした。「うちとおんなじ!」と思いましたね。
そのときから、自分の生い立ちやしんどさについて考えたり、調べたりするようになりました。
現在の生きづらさが過去に原因があるんだと知り、色んな事に納得がいきました。
2人目を産んで10か月くらいのときです。そのころから病院にかかるようになりました

同じく支配的な毒母を持つ加藤智大。

子どもを自分の感情のはけ口として扱う母親に育てられた加藤は間違いなくそらママさんと
同じ苦しみを抱いていたに違いありません。

森雨森雨

それまで親に対して疑問を持たなかったんですね


そらママさんそらママさん

そうなんです。だから事件が起こって自分の中で「アレ?」と思っていたことが
はっきりしたんです。今まで何をするにも母の顔や感情が常に私の中にあって、何買うにしても「母がどう思うか?」を
考えて行動してしまうんです。毎日のようにその日の出来事や買ったもの、行った場所まで母に報告もしていました


森雨森雨

よくわかります。私もそうでした。周囲に「そんなことまで電話で報告しなくてもいいんじゃない?」とは
言われても電話しないとなると逆に落ち着かないんですよね


そらママさんそらママさん

そうなんです!今思えば、完全に洗脳されていたなと思いますね…

親に金銭的に支配されすぎたために、大人になってからもお金を自分のために使うことに罪悪感がある…。
これを私は「マネーコンプレックス」と名付けました。

何か好きな物やしたいことをするにしても、親がどう思うか?をまず考えてしまう。。
典型的な毒親育ちの特徴でもあります。

支配的な毒親は、子どもからの電話を喜ぶんです。
自分の思う通りに動いているという確認ができるし、悪い意味で子どもと一心同体なので
その日あったことは自分にあったことと同じなんです。

他のことでコンプレックスが多い毒親は「子どもに頼られる良い親」というイメージにも
満足感を得ます。

そんな親に連絡を取ってしまう原因は一言で言うと、まだ親に愛されたいという期待を抱いているから。

電話をすることでお母さんが喜んでくれる!という可哀想なくらいのいじらしさで
毎日電話し、自分の経験したことを全て告白します。

(異性とのデートやキス・セックスについて細かく報告する子どももいる)

精神的な虐待(支配的なものは特に)をされることで子どもは自分の感情を殺し、
行動のすべてを制限して親に仕えます。

これでは親の賢い兵隊かおもちゃと変わりありません。
毒親の為に生きて死ぬようなものなのです。

森雨森雨

社会人になっても洗脳は続いたんですね


そらママさんそらママさん

母は門限にめちゃくちゃ厳しいんです。高校のときは夕方5時。18になって社会人となっても門限は8時でした。
会社の残業があって少しでも遅くなろうものなら、母から会社に電話がかかり『未成年にそんな遅くまで働かせるのか!』って抗議の電話がきます


森雨森雨

うわぁー…!


そらママさんそらママさん

結局すぐ会社は辞めなければいけなくなりました。それからは何のために生きているのかさえわからなくなってきて…

この職場に親が電話して来る、というのは割と多いようです。

私たちの世代ではまだ社会人経験のない毒母も多く、
自分の一存で会社のシステムは簡単に変わると
思っている親も多いのではないかと思います。
(そのため毒父は電話をかけるなどということは少ない)

毒母は子どもだろうが社会だろうが自分の手足となると完全に勘違いしており、
そのためパニックを起こすと周囲の目を気にせず怒鳴り散らしたり、
わがままを通すクレーマーとなって子どもの前で大暴れする人もいます。

その無鉄砲さや傍若無人さはこれから社会生活を営んでいく子どもにとって恐怖の対象でしかないですよね。

不特定多数の人と身体を重ねる日々…

高校時代から当時流行していた出会い系サイトを利用して
見知らぬ年上の男性とデートし、セックスを繰り返していたというそらママさん。

こういう「誰とでもいいから繋がりたい」というのもボーダーの特徴です。

森雨森雨

親にはバレなかったんですか?


そらママさんそらママさん

バレました。即警察に連れていかれて事情聴取を受け、相手の男は逮捕されました

事情聴取がトラウマとなっているというそらママさん。
当然親もなぜそんなことをしたのか?ということは理解しようとしてくれないので、その後もしばらくはやめられなかったそう。

誰とでもいいから愛されたい、大事にされたい。

そんな思いは結婚後もあり、セックスレスになったときは心が不安定で大変にだったようです。


ボーダーは過去のトラウマから言葉では愛情を信じきれないので、
行動で示してほしがります。

それがいくら刹那的で、たとえ相手がただの身体目的であっても抱いてくれる人が
いることはボーダーにとってものすごく重要なのです。

セックスの快感や充実感が日常で辛い思いをしている心を一時的にでも
満たしてくれ、過酷な過去を忘れさせてくれるのです。

なので、ボーダーとそうでない人のセックスへの考え方は大きく異なります。

【負の連鎖】母は毒親からネグレクトを受けていた

そらママさんの母の生い立ちについて話を聞くと、母がどうして支配的になったのかが
よーくわかりました。

そらママさんそらママさん

母はネグレクトを受けていたようなんです。
母は長女で妹と弟の3人兄弟なんですが、祖母は40代で夫を亡くし、それからはほぼ放置されて育ったようです。
母はよく「親にこんなにしてもらってあんたは幸せだ!私のときは…」とよく語っていました。そんな祖母とは私が中学の時に喧嘩して絶縁したようですが…


森雨森雨

長女で家庭はネグレクト…ということは、お母さんはかなり妹たちに対する責任を感じて生活していたんでしょうね。

森雨森雨

お母さんは、自分のことにはお金を使いますか?洋裁の内職をしているということですが、お金に対する浪費はどんな感じですか?


そらママさんそらママさん

母は本当に倹約家です。自分のことにもほとんどお金を使いません。

やはりかなり責任感の強い、しっかり者のお母さんなのだと思います。

しかし、その『しっかり者』というのは育った環境でしっかりしなくては
いけなかったのだろうと思います。

本人もまだ親に甘えたい、親に頼っていたいという時期から
自分のことだけでなく妹や弟のことまでしないといけなかった…となると
かなり自分に制約を強いて我慢、我慢で生きてきた。

だからこそ「もっと私の苦労をわかってよ!誰か認めて、褒めて!」という
承認欲求が娘であるそらママさんに向かったのでしょう。

森雨森雨

お母さんも愛着障害・ボーダーなどいろいろと抱えての
子育てだったんだろうと思います。
しかし、それを連鎖させまい、子どもには不自由させまい
という想いまでに至らなかったところに悲劇がありますね。

お母さんを誰も助けなかった、というのも問題です。

しかし、今そのために子どもが苦しんでいることに気づかないのが毒親。
謝罪も弁明もしないでしょう。

子どもだったそらママさんには何の責任もないのです。

育児に協力しなかった父

妻が子どもに当たり散らし、自分の気持ちをぶつけることで解消しようと
している光景を、父親はどう思っていたのでしょうか。

我が子への関心や愛情があるならそれが父親だろうと母親だろうと、
変わらず子どもを守ろうとするはずです。

森雨森雨

お父さんは何もしてなかったんですか?


そらママさんそらママさん

父は当時高速バスの運転手をしていて、数日家に帰らないことは当たり前。
帰って来ても寝に帰ってくるという感じで「お父さんを休ませてあげなくては」「余計なことをいって気持ちを煩わせてはいけない」と
母にきつく言われていました。


森雨森雨

じゃあ、お父さんもほとんど家庭のことに干渉しなかったんですね


そらママさんそらママさん

はい。母はよく父と口喧嘩をしていましたが、たいてい内容は私がいかに悪いかという話で
たまに会う父にも叱られてばかりでした

そらママさんのお母さんはただでさえ愛着障害があり、育児にはサポートが必要だったはずですが
そんな環境では当然育児の悩みや手助けも無かったようで、虐待は余計にエスカレートしていったみたいです。

そらママさんそらママさん

父のことがあるせいか、夫が「仕事だから」という言い訳を使うと「私と仕事とどっちが大切なの!?」とついキレたりしてしまいます

もっと父に愛されたかったという想いがあるんでしょうね。

私も世間で良しとされる父親(夫含め)たちの『仕事一筋』という言葉には違和感しかなくて、
女性だって育児・家事・仕事とマルチにこなす世の中なのに、
男性だけが仕事・仕事・仕事・遊びで許されるのはおかしいと思います。

時代のせいもあったんでしょうが、結婚して子どもを持つということは、
妻と一緒に協力して育児をするということを意識してやっていくべきだったんです。

今の中年以上の男性たちがよく言う「俺たちは仕事が忙しかったからなぁ」という言葉は
本当に無責任で情けない言いわけでしかありません。

少なくとも、お父さんも共犯です。

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【毒母と同じ?】我が子と自分のインナーチャイルドが重なる現象

森雨森雨

私、子育てをしていると子どもがグズグズ言って泣いてるときに「私はこんなわがまま通らなかった!」と自分のインナーチャイルドが出てきて訴えるんですよ。
ちょうど兄弟の上の兄弟が下の子がわがまま言うのに対してゲンコツかますのとおんなじ感じで。
そういうことありませんか?


そらママさんそらママさん

よくわかります!ありますよね。「私はそんなこと言ってもらえなかった」って。
祖父母なんかにも愛される子どもたちを見て「私は愛されなかったのに、どうしてこの子たちだけ?」とか


森雨森雨

あれって相当しんどいですよね。みんな無自覚だけど、あそこでカーっとなって殴ったり蹴ったりと暴力を奮ってしまう親も多そう。
虐待って我が子を攻撃しているんじゃなくて、実は自分のインナーチャイルドがわがまま言って泣いているのを
止めようとしているんじゃないかと思うんですよ。『甘えるな!』って。

虐待ってよく「子どもの愛し方を知らない」とか言いますが、私は逆だと思っていて、
「親が愛され方を知らない」ってことが問題だと思うんです。

子どもって親に無償の愛情を与えられて、ありのままを受け入れてもらえてようやく安心して成長できるんですよ。

だけど、愛されなかった子どもは、

どんな風に抱きしめてもらえるのが気持ちいいか
どんな言葉をかけてもらえるのが幸せか

がいまいちわからない。

自分がしてもらってないことは人には出来ないものですから、
当然子どもがいくら「愛をちょうだい。気分よくして、安心させて」と言っても方法がわからないんですよ。

そらママさんは自分の生い立ちやボーダーなどの病気を積極的に外に伝え、
常に外部に『ヘルプ!』が出せる環境づくりをしているそうです。

そらママさんそらママさん

小学生の娘が広汎性発達障害なんです。これから来るであろう反抗期や、これからのこと。
自分のストレスや悩みなどはカウンセラーや病院や学校にどんどん相談するようにしています

自分が被虐待児だったからこそ、子どものことは守りたい。
普通の家庭環境で育てて、愛情を伝えていきたいという想いがあるそうです。

森雨森雨

全国の「ボーダー被害者」の方にもこういう人がいるんだということをぜひ伝えたいですね


そらママさんそらママさん

私、実は以前2ちゃんねるの掲示板に自分の生い立ちと育児について書き込んだことがあるんです。
そしたら「なんで子どもなんか作ったんだ!?」と大炎上。「死ね!」とまで言われました…。
ボーダー被害者の方のブログなんかも読んだことあるんですが「夫もこう思っているかも」とどちらの側の気持ちもわかりました。
それもあって、私は「仕方ない」ではなく、「改善していきたい」と思い続けています。

そらママさんは子どもや家族の前でキレてしまうことも時々あるそうですが、
お子さんはもう小学生なので「お母さんは病気なの」「ごめんね」と素直に謝罪しているそうです。

いきなりキレるのを一切やめる!というのは難しいですが病院やカウンセラーと
協力して治療に臨んでいるそらママさん。

この勇気と行動力は私自身見習うべきところが多いと思いました。

私も頑張ろう…

そらママさん、貴重な体験談を本当にありがとうございました!

【インタビューを終えて】子育てに正解はないけど、確かなことはある

今回は私自身と符合するところが多く、いちいち感動しながらインタビューをしました。笑

ボーダーで子育てをすることは本当に本当に(これ34個分くらい)大変です。

反抗期のことで悩むそらママさんは、どこにでもいるお母さんでした。
でも、彼女の悩みは安定的な家庭で育ってきた方のそれとは重みが違います。

そんな先輩ママに若輩者の私がベラベラと偉そうなことを言って大変恐縮でしたが、
アドバイスを色々とさせていただきました。

そらママさんは2ちゃんねるなどのネット掲示板に書き込みをし、
「なんで子どもを産んだんだ!」という
セリフを吐かれたとおっしゃっていましたが、
私もこのブログで何度かそんな言葉をかけられたことがあります。

子どもを育てるのに適した環境とは一体何でしょう。

  • 年収○○○万以上
  • 親は当然2人揃っている(祖父母もあり)
  • 親は肉体的にも精神的にも健康状態にある
  • 親は友人が10名ほどおり、親戚縁者とも良好な関係
  • 祖父母は育児に協力的
  • 庭付き一戸建て・持ち家

上記のような環境だったら、社会的にも「いい家庭」「いい家族」
なんて言われるでしょうか。
子どもを産み、育てることを全面的に社会から認められるのでしょうか。

いいえ、子どもが育つその環境が最適かどうかは子どもが決めます。

「子どもにどんな言葉をかければいいのか?」
「子どもとどういう遊びをしてやればいいのか?」
「子どもにどんな教育を受けさせればいいのか?」

親は子どもの為に自分の価値観に照らし合わせながら一生懸命考えます。

親が子どものことを考え、気持ちを理解する努力を惜しまずやっていれば、
誰が親であろうと子どもが不幸になることは無いと思います。

子育てに正解はありません。

愛情を持って子どもを育てること。

子どもの意思を尊重し、大切にしてあげること。

愛着を形成することさえできれば、子どもはたくましく育ってくれると信じています。

日本中にいる同じような『ボーダー×子育て中』の方に届きますように。

森雨でした。

 

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