【クレヨンしんちゃん編】みんなが知っているあのアニメの家庭環境について考えてみた。

考えたこと
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前回ドラえもんの野比家について書きましたが、

今回は『クレヨンしんちゃん』です。

『ドラえもん』の記事を書いた後で現在の新『ドラえもん』では
玉子さん(ママ)がかなり優しくなったという噂を耳にしました。
私は大山のぶ代さんのときのドラえもんにどっぷり浸かっているので
今のやつはよくわからないんですが、ハッキリ言って今のドラえもん
は苦手です。
一度新ドラえもんの映画を何かの機会に観ましたが本当にひどかった。
あんなお涙頂戴の映画はドラえもんじゃないです。
無理やり感動させようとするのは子供向けアニメのすることじゃないです。
原作を冒涜しているレベルです。

脱線しました。話を戻します。

目次

クレヨンしんちゃんの家族構成

しんちゃんの野原家は4人家族です。
連載当時は3人だったのが、妹のひまわりが増えて4人になりました。

  • 父・野原ひろし・・・会社員(係長)
  • 母・野原みさえ・・・専業主婦
  • しんのすけ・・・幼稚園児(5歳)
  • ひまわり・・・0歳
  • シロ(飼い犬)

クレしんにはちゃんとひろしとみさえの両親が登場します。
みさえの姉(まさえ)、妹(むさえ)も時折姿を見せます。
いつもドタバタと騒がしく、笑いの絶えない明るい家族です。

しんのすけは理想の子どもだと思う

しんちゃんの性格はご存知の通り、ちょっとボケてて人懐っこく、
誰にでもついて行っちゃうようなマイペースな子です。
さらにお姉さんが好きで、「え!?」っていういたずらを平気でやっちゃいます。

自分の欲求に本当に素直なんですよね。

しんちゃんのそんないたずらに振り回される大人たち。
それをスイスイくぐり抜けていくしんのすけ。

どうやったらあんな子どもらしい子どもに育つのか。
早速しんちゃんの両親について考えてみましょう。

みさえの体罰をどう見るか

しんのすけの母であるみさえのイメージはやはり「げんこつ!」ですかね。

今のしんちゃんでは色々あってすっかり減ってしまったようですが、
みさえの「げんこつ!」を5発くらいして頭に鏡餅みたいなたんこぶを付けてる
状態が私にとっての「THE★しんちゃん」ですよ。

みさえはなぜげんこつをするんでしょう?
しんのすけがあまりに言うことを聞かないとはいえ、
ちょっと殴りすぎですよね。

↑この「げんこつ!」も懐かしい。

↑「ぐりぐり攻撃」の別パターンも。笑

しんのすけはみさえの「げんこつ」を受け入れている

実はしんちゃんとみさえにとってげんこつは信頼の証なんです。

しんのすけはみさえにいくらげんこつされても、
みさえの怒りやいら立ちを受け止めます。
まれにお尻ぺんぺんされて泣きじゃくっているシーンもありますが、
げんこつでは泣いたりすることはほとんどないんです。

普通の子どもだったら親の機嫌をうかがうという行為をします。
子どもは一人で生きていく能力はないので自然と親に嫌われないようにしようとするんです。

「クレしん」で一番それがうかがえるのは風間君です。

風間くんは親の期待を裏切らないように塾通いに精を出しています。

いつも自然体のしんのすけに対して腹立たしい気持ちを抱いていますよね。
あれは「自分もそんな風に無邪気にしていたい」という気持ちからなんです。

もし風間くんのママが風間くんに同じげんこつをすれば間違いなく
風間くんは深く傷つきます。認めてほしい・ほめてほしい!と思っている
親にそんな風に扱われたら嫌われているという感情でいっぱいに
なるでしょう。

その後の人生にも大きく影響すると思います。

しんのすけはいたずらして叱られることを恐れていません。
それは「自分は絶対みさえに嫌われることはない」と確信を持っているからです。

みさえは悪い母親か?

みさえは悪い母親ではありません。
ちょっとずぼらですが、しんのすけの世話を焼き、
悪かったときは「ごめんね、ママが悪かったわ」と素直に
謝ることを欠かさない親です。

それと、みさえはしんのすけにいつも「隙」を見せています。
ぐうたらな部分、だらしない部分をしんのすけに隠しません。
素直に、のびのびと子育てしているんです。

しんのすけはそんなみさえ達をよく分析し、大人は子どもと同じように
感情を持っていることを知っています。
大人は完ぺきじゃないということをよく知っているんです。

ダメな叱り方は、子どもに「親に嫌われている」という恐怖を
与えることです。

「うるさい!あっち行ってろ!」「触るな!」と言ったり、無視したり
することです。
例えばみさえがしんちゃんに「あんた女ばっかり見てまだ5歳なのにいやらしい子ね!」
「寝坊ばっかりしてダメな子!最低!」「あんたなんかうちの子じゃない!」
なんて日常的に言ってたらどうでしょう?
とてもあんな風には育たなかったと思います。

周囲に甘えることが出来る子

↑げんこつされてもケロっとしてるしんのすけ。

しんちゃんの周りの人たちは(友達も含め)完全に
あの子を受け入れています。

しんのすけが何が好きで、どういう行動をとるかを
時々怒ったり、引いたりしながらも受け入れています。

しんのすけは口で言ったりしたりしなくても周囲に完全に
甘えることが出来る子なんです。

そしてその甘えて、しっかり受けている愛情を感じられるのが
友だちとの関係。
しんちゃんは友だちに時々引かれてはいますが、いやがらせをしたり、
いじめたりしない子です。

友だちのまさおくんがいじめられていたら助けることができるし、
いじめっ子を相手にはしません。(流れで勝っちゃうけど)

「おまえ気持ち悪いんだよ!」みたいなことを言われても、
全く動じません。
自分の味方の多さを知っているし、何より人を愛するということを知っています。

しんちゃんがちょっと早熟なのはそのせいかもしれません。笑

「いい子」はどういう子かを教えてくれる貴重なアニメ

いかがでしたか?

親になってからまたしんちゃんの凄さを思い知らされました。
大人も楽しめるアニメ『クレヨンしんちゃん』

息子も私や夫と同じようにしんちゃんを見てすくすく育って
ほしいものです。


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↑実はクレしんの育児書まであるっ。

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