虐待せずに子育てするには何よりも『共感』が必要なんだと気づいたっていう話。

考えたこと
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こんにちは、森雨です。

最近2歳3か月になる息子が急激に成長を遂げて
おりまして。

保育園の帰りに近所の桜並木を通りながら、
「や~キレイね。桜!」と
自転車でゆるゆる帰りながら呟いていると、

「うん、きえいね~」(息子)

「あーゆーのいいね~」(息子)

と言っていてあまりに口が達者なので
笑ってしまいました。

「ああいうのいいねぇ」なんてどこで
覚えたんだ。笑

目次

子育てにおいて『共感してあげる』ということ

特に育児方針もなければ、よそと比べて「いい子育て」を
している自信もないんですが、

私が個人的に一番大切にしているのは、
子どもに「共感」してやるということです。

例えば、さっきの桜もそうですが

「このハンバーグおいしね」

と息子が言うと、

「うん、美味しいね~」

と返事をしてやる。

「トマト嫌い!」

というと、

「トマトすっぱいもんね」

とどうして嫌いなのかを想像して
答えます。

悪いことも、好きなことも
とにかく共感して、同意してやることで
相手(子ども)は、

「話を聞いてもらえている。
存在を認めてもらえている」

という喜びと満足感を得ます。

それが大きくなって、徐々に
『自己肯定感』と言われるようになる
ような気がします。

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虐待をしてしまう親は「共感力」が鈍っている

一方で、私のような毒親育ちはいつでも共感力が発揮できる
わけではないんです。

実は、

疲れているとき。

もういっぱいいっぱいな時は
いつもなら子どもと共感し合える、通じ合える心が
がっつりと厚いベールに包まれてしまいます。

なので、子どもがいくらワンワン泣いても
全然心に入ってこないときがあるんですよね。。

相手に共感することを忘れて、自分のことしか感じなくなる…

つまり利己的な考えに陥って子どもがしたいことや
やりたいこと、感じていることを感じることが出来なくなるんです。

これが悪化していくと、子どもに暴力をふるったり、
子どもの嫌がることを平気で押し付けていく『毒親』になって
しまうんです。

なので、ある意味私にとって「共感」する、というのは
毒親育ちを立て直すトレーニングなんだと思っています。

子どものころ親にしてほしかったこと

私が結婚するとなったとき、
母親が人づてに言っていたのが

「料理教室に通わせてやろうと思ってたのに」

ということでした。

確かに、私は料理やお菓子作りが好きでしたが、
それは今考えるとお母さんに認めてほしかったからです。

小学生の頃は毎週水曜日に、図書室で借りてきた子供向けの料理本を
見ながらお母さんにふるまっていました。

料理教室に通わせてやりたかった、という母の言葉を聞いたとき
「子の心親知らず、かな」という気持ちになりました。

私は単純に、母に褒めてほしかったからであって、
料理教室に通いたかったわけではないんです。

今考えると、
ただただ勉強以外のことで親に認めてほしかっただけだったんですよね。

私が親にしてほしかったことは、お金をかけて何かをしてもらう
ことじゃなく、ただ存在を認めて欲しかったということだけです。

「料理上手ね」と言って貰って一緒に台所に立ちたかっただけなんです。

そのこともあって、

子どもの求めていることって、かなり簡単なことなんだと
私は思っているんです。

そしてその最も大きいものが「共感」だと思っているので、
私は子どもの話を聞き、出来るだけ共感してやるようにしています。

主婦だって「共感」してほしい!!

これは子どもに限った話じゃなく、大人でも一緒です。

主婦は夫と違って常に、

頭の中がこんな風にぎっしり詰まっているので、
朝から夕飯のこととか考えて一日を終えるころには
クタクタになるんです。。

だから、「…疲れたぁ」と言ったときくらい、
「お疲れ様」とか「いつもご苦労さま」「ありがとう」
とかあるんじゃないの?あん?(夫に言ってる)

特に女性は共感を求めるので、

共感してもらえていない=(相手が)聞いてない・無視している

となって、本当にイラっとするんです。

別に外に出てる男のほうが楽だよね、とか言うつもりは
ありませんが、

私は主婦は本当に大変アンド大変だと思いますよ。

特に子育てしながら主婦業をすると、
「なんで女はこんなに大変なのか」と考え込むくらいです。

一日中こまねずみのようにちょこまか働いて、
「主婦(笑)」とか言ってるヤツがいるかと思うと
ほんと腹立つんですよね。

しかし、こないだ外で働く女性たちが専業主婦のことを
「夫にぶらさがってる」と言っているのを聞いて、
「敵は女だったか…」とぶっ倒れそうになりました。

私は運よく息子を保育園に預けて在宅のライターで働けてますが、
専業主婦で子育てをする、という選択をしたママたちのほうが
よっっっぽど偉いなすごいなと尊敬しますよ。

夫が単身赴任で子育ても家事も一人でやってる、というママ友も
ほんっとエライ。

子育てや家事をちゃんとするって誰にでも出来ることじゃない
と思っています。

ていうか、家事や子育てを「誰にでも出来る簡単!」と
思っている主婦はいないと思いますよ。笑

他の記事でも言いましたが、

家事や子育てを「誰に出来る」と思い込んでいる人が
いる限り少子化は続くし、待機児童問題は解決しないと
思います。

共感していただけましたか?

森雨でした。

参考図書

私が気に入っている育児書です。
いい意味で「まとも」なことが書かれていて、参考になります。

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2 件のコメント

  • わたしも愛着障害の勉強をしていていつもブログ読ませていただきております。
    子育てする上で気をつけなければならないことなどとても勉強になります。
    私の母も専業主婦でしたので、大変な苦労、お察しします。

    ただ一点気になったのは、外で働くことが、男女ともにどれだけ精神的に大変か、ご理解頂くのも必要かと思います。
    子育ては、母という自分の存在に絶対的な意義を見いだせますが、
    会社で働くというのは、常に会社の利益になるように動き、数字を出し、株主を喜ばせてあげることを求められます。学校ではないので、利益を出せない人ら周りから煙たがれます。
    当然資本主義ですから世界中から優秀な人が集まり、どちらがより有益な人材か常に比べられるわけですから、自分の無能さに日々打ちのめされ、ギリギリの精神状態で頑張っています。
    だから会社で働く女性は、その辛さを知っているからこそ、仕事内容ではなく母としての存在意義を見いだせる専業主婦が幸せなものだと感じるのです。
    逃げ場のない世界で戦う女性からすると、専業主婦で夫の悪口を言う、感謝を示さない、外で働く方が楽だと考えるのは井戸の中の哀れなカエルのようなものです。
    どうか夫には優しくなさってあげてくださいね。

    • あき様

      初めまして、森雨と申します。
      いつも読んで頂けているとのこと、ありがとうございます。

      >外で働くことが、男女ともにどれだけ精神的に大変か、ご理解頂くのも必要かと思います。

      私はわけあってフリーランスとして在宅で働いているので、確かに「外で働くということの大変さ」が本当には
      理解できていないところもあるかもしれません。

      >だから会社で働く女性は、その辛さを知っているからこそ、仕事内容ではなく母としての存在意義を見いだせる専業主婦が幸せなものだと感じるのです。

      『母としての存在意義を見出せる専業主婦』が幸せかどうか?は個々によって違うと思います。
      働く母たちから見て果たして専業主婦が幸せに見えるのか、それとも働くということから逃げて夫の稼ぎで遊び暮らしている
      女たちが愚かに見えるのかは個々の価値観と置かれた状況によって大きく異なります。

      私は働く母の立場ですが、少なくとも専業主婦が幸せだとは言えないと思います。

      子を産んだ女性たちは、子を持つことで社会から隔絶されたような感覚を覚えます。
      夫の帰りは遅く、1日子どもと一緒にいる主婦の生活は幸せのように見えて実は絶え間ない孤独感や焦燥感との
      戦いです。

      経済的にも、子育て環境にも恵まれ、何の心配や不安もなく子育てしている専業主婦がいったいどのくらいいるでしょうか。
      もしほとんどいない!というのなら、なぜ近年幼児虐待がここまで増加しているのでしょうか。

      >逃げ場のない世界で戦う女性からすると、専業主婦で夫の悪口を言う、感謝を示さない、外で働く方が楽だと考えるのは井戸の中の哀れなカエルのようなものです。

      あきさんは大変な荒波を戦っておられるものと想像します。
      お仕事、お疲れ様です。

      しかし、井戸の中のカエルのことは井戸の中に一緒に入ってみない限りわからないのではないでしょうか。
      井戸から見る景色が一体外の世界とどのくらい違うのか。どんな気持ちで外の世界を見つめているのか。
      どうしてそのカエルは井戸におらざるを得なくなったのか。

      私は両方の『カエル』の気持ちになって考える努力をしたいと思います。

      森雨

      最後に。
      夫には誠心誠意優しくしてますよっ。笑

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    ABOUT US

    mori ame
    メンタル心理カウンセラー。 夫と5歳と1歳息子あり。 結婚を機に実家家族と絶縁。毒親育ちで子育てする苦悩や葛藤の中から、考えたことや発見したことを綴っています。 趣味は銭湯通い。