発達障害でも外で働ける?どうしても外で働きたいあなたに伝えたい6つのこと。

発達障害(ASD・ADHD)
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こんにちは、森雨です。

先日物置を掃除してたら、発達障害についての本が色々出てきました。

発達障害に気づかなかったあなたが自分らしく働き続ける方法
もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?

>この本の中では発達障害に気づかなかったあなたが自分らしく働き続ける方法が具体的な例も多く、おすすめです◎

私は数年前に就職し、発達障害で2社クビになっています。

辞めるまではとにかく自分のヒントになれば、と立て直す方法を考えて
これらの本を読んでいたんですが、

その時はもう私自身が鬱ですっかり手遅れだったし、
職場も私に理解ゼロで(やめてくれ)オーラがすごかったので
役に立ちませんでした。

しかし、今読み返してみると

「こうしてたらよかった!」

と反省&後悔がボンボン出てきました。

以前こんな記事を書きましたが、

職場や職種を選べば、ADHDだろうがアスペだろうがLDだろうが自閉症スペクトラム
だろうが仕事は出来るし、

働けるし、

賃金を得られるし、

男でも女でも恋愛できるし、

結婚出来るし、

家族は持てるし、

子どもだって育てることが出来るんですよ。

「うちの息子は発達障害なんで、結婚は無理ですよね?」

とか小学生の子どもに悲観的になる親御さんもいますが、
(実際以前相談されたことがあります)

ハッキリ言って色んな方面にクソ失礼ですよ。(ごめんね)

発達障害でなくても、仕事に向き不向きはあります。

発達障害でなくても、結婚しない人もいます。

その逆もしかりです。

……まあその話はいいか、今回は。

とにかく、発達障害の私が今考えている
発達障害持ちでも働く方法をお伝えします。

(これはメンタル面での話が中心になります。
実際の仕事探しはまた別の機会で)

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目次

もし、私がパート(アルバイト)で働くとしたら

今回は、
「もし私がパートで働くなら」という体で話を進めたいと思います。

実際、今私は一応ライター&ブロガー&アフィリエイターとして
夫と家計を支えていて、外では働いていません。完全に在宅です。

ですが、もし私がパートで働くならこういう点を留意するな、と
考えるだろうなということを書いていきます。

【仕事探し】自分の不得意をハッキリさせておく

まず、発達障害の人が何が何でもまずしておくべきなのが

「自分は何が不得意か」

ということを洗い出しておくことです。

発達障害の人であればきっと、出来れば思い出したくない失敗談を
死ぬほど持っているでしょうから(笑)

これを思い出しながら、
「あの作業は苦手!」「あれは出来ない!」ということが
容易に分かるはずです。

その中で「出来ればこれはしたくない」ということも
あれば書き出しておきます。

また、「これをすると超超疲れる」ということも。

ちなみに私は、

  • レジ打ち
  • お金の計算
  • マニュアル通りの対応
  • 接客

などが挙げられます。

ちなみに、接客は高校の時のアルバイトではずーっとやっていて
実は自分でも得意だな、と感じていた部類の仕事です。

しかし、社会人になってから求められるものが高すぎて途端に難しく
なりました。

接客はマニュアル通りの対応が常に求められたり、
また多くの接客業がレジ打ちや金銭のやり取りを同時に行うので
これは『出来ない』ということにしました。

【仕事探し】職場の環境を考える

自分がどんな仕事場で働きたいか、を考えましょう。

発達障害の人の中には、音や光によって気分や集中力を左右される
ことがとても多いです。

いわゆる、感覚過敏ですね。

私も周囲の人の声をしっかり聞いてしまうタイプなので(笑)
すごく静かな環境か、もしくは常にざわざわしているかどちらかが良いと思います。

また、時々職場によってはお昼にチャイムが鳴ったり、
BGMが鳴っていたりすることがあります。

仕事探しの段階でどんな職場かチェックしておきましょう。
出来れば見学に行けるといいですね。

【面接】カミングアウトをするべきか否か

これは悩むところです。

しかし、私は過去の経験からよほど相手に求められない限りは
カミングアウトするべきではないと思います。

例えば、
「私はADHDと自閉症スペクトラムなのでよろしくお願いします」
「発達障害者なんですがいいですか?」
なんて言って採用してくれる一般の職場はまずありません。
パート・アルバイトでも同じです。

正直言って、こんなこと第一声に言われたら私が採用担当者でも
まず落としますね。

働かせてください、って行ってるのに、
よく知りもしない相手に向かって「私に配慮してくださいね!」って
当然のように求めるのはナシです。。

だから、ここはもっとソフトに表現してください。

「言いにくいのですが、私はあまり数字に自信がありません。接客もご期待に沿えないと思います。
ですので、応募要項にありました調理場の仕事に就かせて頂ければと思います。
調理は未経験ですが、自宅では毎日自炊しています。料理が好きなので接客よりは能力を生かせられると思います」

こんな風に自分の苦手を初めの段階でハッキリ伝え、
でもこれは得意かもしんないから頑張ります!っていうことが丁寧に伝えられると
相手の印象も良いと思います。

先に言っておきますが、
世間での発達障害のイメージはあまりにも悪いです。

実際に私が歯科助手で働いていた時は、
「発達障害者って人の気持ちがわからないんだろ?」って
院長に(!)言われました。

また「引っ越して、実家に帰ったほうがいい」とも。

きっと障害持ちで自活出来ないだろうから親のすねでもかじってろってことでしょうね。

でも現実問題、そういった「障害者」に対する世間のイメージは
もうものっっっすごく悪いです。ほんとです。

だから、上記のようなソフトな表現で丁寧に・ハッキリと相手に
伝えられさえすれば「こいつメンドクサイ」っていう印象を与えずに
職場に滑り込めます。

※あと、仕事している中で冗談っぽく「○○さんってアスペ―?」とか
「○○さんってもしかしてADなんとかってやつ?」って冗談めかして聞いてくる輩もいます。
それに対しては過剰に反応したりせず無視したり、「あは~」と笑っておきましょう。

ごまかしたり、スルーしたりする能力を身につけましょう!(大変だけどやる価値はある)

自分を守る。ストレスをかけない生活をする

仕事をして賃金を得る、ということは本当に大変です。

健常者の人より、発達障害者の人はさらに大変です。

やたらと周囲を気にしたり、ミスをしたり、自己嫌悪になったり、
謝ったり、音や光が過度に気になったり、人に気を遣ったりと
本当に忙しいですよね。

私も社会人になってからは毎日家に帰って寝込んでいました。。

帰路につくまでずっと頭がガンガンしていたし、
自分の失敗を思い出しては「うおー!殺してくれ」って感じでほんと大変でした。

夫は当時のことを思い出し、
「正直早く辞めてくれ、と思っていた」と言います。笑

どんなに自分に合う職場を探しても、
どんなに気を遣って仕事をしても、

やはり障害持ちだと仕事に疲れを感じやすくなります。
外で働くと特にそうです。

そんな時はマインドフルネス

仕事を終えたら自分に「どうしたい?」と聞いてやって、
例えば贅沢して美味しい物を食べに行ったり、映画に行ったりと自分の
やりたいことをやってあげるようにしたほうがいいです。

そこで自分の為にお金や時間をかけてやることで、
働いている意味を見出すことも出来るし、自己肯定感も育ちます。

また、発達障害の人はつい自分のことを雑に扱いがちなので、
仕事で疲れた心と体をしっかりメンテナンスすることを学んだほうがいいです。

簡単なことで言えば、例えば

  • ぬるめのお風呂に毎日ゆっくりつかる
  • 体の特に疲れた箇所をマッサージする
  • PCのし過ぎで目がかすむならブルーベリーサプリ
  • 貧血を予防するための鉄分補給(サプリも可)
  • 気分転換に散歩・運動

ごく当たり前のことですが、メンテナンスは本当に大切なことです。
日ごろから自分をしっかり観察しておきましょう。

人にSOSを出す、ということ

発達障害の人の中には、
今までの人生で「人に迷惑をかけた」という意識を強く持っている人が
とても多いです。

そのため、プライドが高いとかないとかそういう話ではなく
人にSOSを出すのが苦手だという人が多いです。

だから、健常者の「わかんないことは聞けよ!」というのは
結構酷です。そうですよね。

でも、社会人になって私がめちゃくちゃ大切だと感じたのは、
人に甘えること、人に頼ること、SOSを出すことでした。

わからないことをハッキリとわからない、と伝えること。

しんどいときに「休みたい」と言えること。

これって実は働く上でとても重要なんです。

「大丈夫、大丈夫」と自分をだまして働いて、最終的に周囲に100迷惑をかける
くらいなら、

「もう厳しい」と白状して14くらい迷惑をかけるほうが絶対いいです。

というより、生きているうえで相手に迷惑を絶対かけない状態なんてまず無理です。

どれだけオールマイティ人間でもミスはするし、体調は崩すし、失敗するし、人を傷つけます。

堂々と迷惑をかけ、迷惑をかけたときはしっかりとすぐ謝罪しましょう。

そして一緒に働いてくれる人に対してはマメに感謝を表したほうがいいと思います。
言葉でもいいし、ちょっとしたプレゼントをあげるのもいいし。

とにかく、SOSを出すことを躊躇してはいけません。
それは健常者であっても、障害者でも変わりません。

【最後に】いつでも辞めていい、ということ

長くなりましたが、最後にどうしてもいいたいこと。

自分に合っている仕事、を見つけるのは大変です。

いくら頑張っても、周囲に自分の存在をよく思っていない人はいるし、
どんなにいい上司でも、ちょっとしたことですれ違うこともあります。

働いていると多少グッとこらえなければならないことは確かにあります。

しかし、世の中には「我慢するべきこと」と「そうでないこと」は
あります。

もうどうしようもない、とあなたが感じたとき、
そこに自分の責任や罪悪感を重ねて目の前を真っ暗にしてはいけません。

合わない職場、合わない仕事は辞めてしまえばいい話です。

私も「合わない仕事」「私をよく思っていない上司」という2重苦を
抱えたがために結局倒れるまで仕事をして再起不能になるくらいまで
追い詰められたことがあります。

辞めて2か月くらいはクヨクヨ考えていましたが、
3か月もすると「さっさと辞めればよかった」と思えました。

どんな上司の嫌がらせも、当時は「自分のせいだ」と思っていましたが、
今考えると「あのババア!地獄に堕ちろ!」と相手のせいにすることも
できました。笑

みんなあなたのことなんてきれいさっぱり忘れます。
あなたの代わりの人材はすぐ入ってきます。

そんなものです。

だから「この仕事をやめたらもう終わりだ」なんて
アホなことを考えず、ダメならダメでさっさとやめましょう。

仕事の出来不出来があなたの人格や人生を左右することは
ありません。

人間は一つの定規で測ることは出来ないんです。

以上。

長くなりました。

最後に、私が今までしたパート・アルバイトの中で
一番向いていた仕事はテレフォンオペレーターです。
逆に一番向いてないと感じたのはレジ打ちです。

あなたは何ですか?

森雨でした。

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