【毒親育ちあるある】大人になった「いい子」たちの話。

愛着障害
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こんにちは、森雨です。

毒親インタビューで同じ毒親育ちの方と色々お話したんですが、

「…○○のときに××なんてこと、ありません?」

「あります!!あれ辛いですよね!」

(あーよかった~~( ;∀;))

というの、すごーく多かったです。

やっぱり幼少期で愛着形成ごちゃごちゃになっちゃうと
同じような悩みが出来上がって心に巣食ってしまうようですね。

目次

「気遣い」が延々続いている状態

例えば誰かとお出かけするとき、こんなことないですか?

あなた「何食べたい?」

友人「なんでもいいよ」

よくありますよね。
でも考える方からすれば「何でもいいよ」が一番めんどくさいんですよね。笑

友人「ていうか、何があるの?」

で、調べて「ここは?」「あそこは?」なんて提案する。

そして(あ、ここ好きそうだな)なんて考えて「じゃ、イタリアンは?」なんて
いう。

友人「あー、いいね」なんて言って行く店が決まる。

よくいますよね?
気遣いが出来る、親切な人。
こういう人がグループに一人いると正直便利ですよね。

私がまさにその人、です。

今正直に言います。
超疲れます。

でも、こういう気遣いが延々続いている状態が、毒親育ちの人の心の状態なんです。
まさに典型的な。

大きくなった「いい子」たち

主に支配型の毒親の元で育った人は、親の気持ちを必死で読みながら生きてきました。

親が子に「こうしてほしい」と思っていることを瞬時に読み取り、
思い通りの行動をしてあげるのです。

愛情に飢えた子どもたちは認めてもらいたい一心でそういう能力だけが長けていったのです。

支配型の親は沢山のことを子どもに求めます。

(子どもらしく無邪気でいてほしい)

(100点と言わないまでも、せめて85点はとってほしい)

(学級委員でいてほしい)

(髪の毛を長く伸ばしておけ)

(恋人なんて作るな)

(笑え)

(泣け)

(わたしを怒らせるな)

親の表情や行動でその意図をくみ取り、親の満足感を満たすために
子どもは行動します。

そうしないと、愛されないから。

すると親だけでなく、周囲の大人(教師など)たちも


「こちらがわざわざ言わなくても自主的に思った通りに動いてくれる
便利な機能を搭載した(不思議な)子ども」

「いい子」として利用します。

大きくなった「いい子」は、すっかり自分の気持ちを無視することに
慣れ切っています。

心の中の「自分」が暴れたり泣いたりするとすかさざナイフで脅したり、
たまに刺したりして黙らせます。

「私はいいよ」

「うん、全然大丈夫!気にしないで」

なんて言って、内心怒りや悲しみを抑え込んで箱にしまい込んで
いるんですね。

たまりにたまった感情は箱からあふれ出し、爆発します。

これを「病む」と言います。

そう。
「いい子」はいずれ必ず「病む」のです。

愛情たっぷり育った夫と毒親育ちの私

私は毒親育ちで、とても「いい子」で育ちました。

兄たちが成績優秀で何でも出来たので、普通の「いい子」の
何倍も「いい子」でいる必要があったんです。

だから大人になってからはすっかり自分の意思がわからなくなっていました。

常に人に合わせ、周りがどう思うかをよくよく考えて行動し、
ちゃんと「いい子」でいられたか?を自分なりにチェックしています。

だから結局「相手にどう思われたか?」を考えすぎてクタクタになったうえに
憂鬱になり、しまいには人と会うのさえ嫌になります。。
(でも「会わない」という選択肢は無い←自分の気持ちを汲まないから)

私と真逆で愛情に恵まれた環境で育った夫は、いい意味で相手の気持ちをあまり
気にしません。

自分のしたいことと嫌なことをはっきりと分けて行動しているし、
こっちがハラハラするくらい人に気を遣いません。

そう、「なんでもいいよ~」っていうのはいつも夫みたいな普通の家庭で
育った人なんです!

私もたまには「なんでもいいよ~(任せる)」みたいなこと言ってみたいです。泣

「いい子」は愛されない

この際はっきり言ってしまうと、
私たちが心血注いで到達した「いい子」は大人たちに愛されないのです。

親や大人たちが本当の意味で愛するのはあなたたちがなりたくてもなれなかった子どもたちのほうです。

「馬鹿な子ほどかわいい」

そんな言葉がありますよね。まさにそれで空気の読めないような子ほどかわいいのが親なのです。

いつ電話しても慌てて出て「どうしたの?お母さん!」という子より、
めったに電話に出なくてたまに出てもぶっきらぼうな子のほうが可愛いのが親なのです。

いい子を育てたのはあなたの幼少期のときの周囲にいた多くの大人たちとその環境なのに、
その責任を誰もとってはくれない。

いい子として育ち、やがてストレスをためて病んでいきます。
その病む姿を見て「弱い子!」と言うのがあなたの周囲にいた大人たちです。

残酷ですよね。でも事実です。

「いい子」でいる自分を捨て去ることはできない

私は何度も「もっと自分の気持ちに素直になろうぜ!」と書いてきたんですが、
そんなに簡単なことじゃないですよね。

私も全然出来てないですよ。

未だに【いい子:気遣いの人】やってます。笑

でも、そんな私を「イイヒト」だと言って好きになってくれる人もいるし、
無理せず「いい子」していってもいいかな~と今では思っています。

【いい子:気遣いの人】を必死でやめる努力するのって、現在の自分を否定しているのと同じ
のような気がしますから。

バランスが重要なんです。

【いい子】である自分をほめてあげつつ、たまにご褒美みたいに自分の好きなことを
するっていうのが。

少しずつ味わうからこそ、ご褒美の味も際立ちますしね。

だから、いい子である自分を責めないで、もっともっと(今の百倍くらい)褒めてあげてください。

少しずつ自分を取り戻すにはそれしかないんです。

私はいい人をやめることは出来ないので、「イイヒト」を見ると心からお礼を伝えるようにしています。
(あなたの優しさはあなたのものだよ!)って。

ちょっと偉そうですが。笑

森雨でした。

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