こんにちは、森雨です。
今年の夏も終わろうとしています。
子どもがいると8月もあっという間ですね!
今年の夏はみなさん、どういう風に過ごされたでしょうか。
「夏なんて実感する間もなくあっという間だった…」というのが大半かもしれません。
私は今年、あるチャレンジをしたわけです。
実は、子どもを産んで以来帰ってなかった地元に帰ってみたわけです。
あまりいい思い出はないですが、生まれて18年間すごしてきた地元…。
いつか生まれた田舎を子どもや夫に見せてあげたいとずっと思っていました。。
今夏、地元の友だちに促され数年ぶりに帰ってみることにしたんです。
目次
【田舎育ち】実家に寄らずに地元に帰るということ
さて、実家に帰らずに地元に帰るというのは地味にハードルが高いんです。
なんせ田舎なので、
「歩いていてうっかり実親に会っちゃうかもしれない…!」
というリスクがあるんです。
そして、
地元を見ると親のことを思い出して憂鬱
という想いもあります。。
これは絶縁で実家に帰れなくなった人にはわかってもらえることだと思います。
ずっと帰りたい、でも帰れない…という想いは以前にも記事にしました。
もちろん、帰りたくないわ!!という人もいるとは思います。
が、私のように「別に地元が嫌いなわけでもなく、帰れなくなった…」という人は辛い辛い思いをしているんですよ。。
【帰るきっかけ】地元の友達に感謝…
帰るきっかけになったのは地元の友だちの一言。
私には地元在住の友だちが一人いるんですが、2人目が産まれた辺りで「赤ちゃん、会わせてね!」と言われてたんです。
お祝いも贈ってくれていたし、私も会わせたい気持ちはあったんですが親と絶縁しているから地元には帰れないな、とずっと思っていたのでその旨を伝え、
「ごめんね、帰りたいとは思うんだけど実家に帰れないから…」
とつべこべ言ってたんですよ。
すると友人、
「え?実家に帰らなきゃいいだけでしょ?実家寄らなくていいだけの話じゃない?」
と笑って言うわけです。
そこで、私の中に「地元=実家」という発想があったんだとわかりました。
実家に帰らなくていいじゃん!毒親だもの!
どうして私が!地元を無くさなくてはいけないんだ!
という怒りが今回の行動に拍車をかけました。
親が死ぬほど支配的&暴力的で逃げるように家を出て絶縁した…これだけでも十分辛酸舐めてきたのに、生まれ育った地元まで無くしてしまうのはあまりにも理不尽だと思ったんです。
これ以上親に何か奪われたくない!
と私は思ったので、ここは私が頑張って地元に帰って絶縁中の多くの方の模範となるべきだろうと思い、家族全員分の新幹線の切符を買いました。即買。
親に見つかったら拉致られるという恐怖
正直結婚するまで地元なんて二度と帰るか!という感じだったんですが、子どもが生まれた辺りからノスタルジーが押し寄せてメンタル時々やられてたんですよ。
分かる人にはわかるだろうけど、地元の駅にたどり着いた辺りから動悸が収まらない。笑
地元の景色と親がセットになっているから、恐怖心で動悸がすごい。
友達が迎えに来てくれて、車に飛び乗って震えてましたよ。。
「もし母親に遭遇したら間違いなく拉致られるから…!」
友達に言うと「そんなバカな」と笑ってましたが、マジですよ。あの人たちやりかねないから!普通じゃないから…(わかりますよね?)私のこと虫けらくらいに思ってるんだから……。
完全に敵の敷地内なんですよ。
ほんと恐ろしかったです。
武器も持ってなかったし……。
【怖いけど】母親になってからの地元は楽しかった
それでもまあ、地元は楽しかったです。
5年以上帰ってないとさすがに所々景色も変わってるし、通っていた学校とか、よくデートで行った公園とか、イオン(元SATY)とか!
山とか川とか商店街とか街の看板とか老舗のお店とか!!
近くを通りがかるだけでも本当に楽しかったっす。。
なんか、夢のようでした。おおげさでなく。
そして子どもたちに山とか川とか名物とか堪能させてやれました。
今のうちは(一応)都会にあるので、きれいな川で泳ぐとかって出来ないんですよ。山も田んぼもないです。
だから、子どもには朝から存分に遊ばせました。
子どものころ行けなかった(親が連れてってくれなかった)お店とか行って「これってこんなんだったんだ!」と発見したり。
我が帰省に悔いなし…。。
付き合ってくれた友人には本当に感謝です。。
1人では絶対に行けませんでした。
友人が付き合ってくれてたから大きな気持ちになれたんです。
絶縁中でも地元には帰っていいんだよ!
地元には絶対もう帰りたくない!って人もいると思います。
地元と親との思い出、その他もろもろがセットになっていて考えるだけでも苦しくてツラい人も多いですよね。実際、カウンセラーしているとそういう話もよく聞きます。
でも、中には私のように「帰ってみたいけど帰れない」という人もいると思います。
そういう人には伝えたい…
絶縁中でも地元に帰ってOKだゾ!
親に遭遇しない程度に楽しんでいいんだゾ!
ということを。
(もし親と遭遇したら全力で逃げればいいんだぞ…!)
というわけで、今回は帰省という、
私のひと夏の冒険のお話でした。
おしまい!
森雨
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