こんにちは、森雨です。
このブログも何だかんだ長いので、過去の記事にコメントがついていたりすると
わー!恥ずかしい!!
と思うんですよ。正直。
絶縁したての頃に始めたブログなので、当時は親に対する憎しみや悔しさでいっぱいいっぱいでした。文章も稚拙だし、間違った発想しているところも多々あるし。
毎日「どうして私はあんな家に生まれたのか」と幸せな人を憎んでいました。
すでにママになって、息子を抱っこして傍から見れば幸せそうな雰囲気だったでしょうがお腹の中はドロっドロでした…ちょっとしたことで夫に突っかかっていたり、キレたりすることに対してもかなり悩みました。
👆当時の記事
当時のことを思い出すと自分の感情を処理するのにいっぱいいっぱいで毎日窒息しそうでした。今考えると、仕事もしてなかったし家庭のことだけを考えていれば良かった、
人生で最も「のんき」な時代✨
だったのに、毎日毎日不満を抱えてイライラモヤモヤしていましたね。
カウンセラーをしていると、同じように自分の感情の嵐にクタクタになってにっちもさっちもいかなくなった方からよく話を聞きます。
カウンセリングに依頼してくるくらいだから当然といえば当然なんですが…
なぜ感情の嵐に飲み込まれるか。
みんな異常に悩みが多いんですよ。
例えばこういうの。
- 姑問題
- 義実家の義妹(弟)との関係
- 職場や学校の人間関係あれこれ
絶対こういうの抱えてるんです。
でも当然といえば当然ですよね「生きづらい」んですから。人との関係に悩むのが自然っちゃあ自然です。
じゃあなぜ、そんなに悩むのか?!
- 生きづらい人の悩みが多いわけ
- つらい人が他人のことまで干渉するわけ
- 今すぐ『荷物』を捨てる方法
今回はそういうお話です。
「やだ…私、悩み、多すぎ!?」という心当たりのあるあなた。
ぜひお読みください。
目次
生きづらい人の悩みが多い理由は一つ
生きづらい人の悩みが異常に多くなっちゃう理由。
それはズバリ「超・世話焼きだから」です。
生きづらい人に限ってめちゃくちゃ気のいい人が多くて、誰に対してもニコニコ。肉弾戦でももろ手を挙げて敵地に走って行っちゃうタイプのガンジーもびっくりなピースフルヒューマンばかりです。
しかし、いい人すぎて人の世話を焼きすぎてしまう。そういうところがあります。
自分のことだけでもいっぱいいっぱいなのに、人の世話を焼きすぎてしまう。
例えば「彼氏が不倫した」と言って悩む友人にあれこれアドバイスをするのも心を砕いて考えたり、姑が色々言ってくる愚痴に疲れ切っていたり、夫が仕事が嫌だということに不安を抱いたり、義妹の子育ての仕方が気になっていたり…。
いわゆる、感受性が強い人(HSPと言われる人も)だと思われたりしているんですが、生きづらい人がすんごい世話焼きになってしまうこと…これにはちゃんとした理由があるんです。
人に世話を焼きすぎてしまう理由3つ
人に世話を焼きすぎてしまう理由は以下の3つです。
- 相手に気に入られたい・嫌われたくないから
- 自分の思い通りにしたいから
- 自分の義務だと思うから仕方なくしている
この3つに共通するのは、内在化された『周囲に対する怒り』です。
頑張ってる人に言いにくいですが、「人に世話を焼きすぎる人」は自分のために世話を焼いている(つもりになっている)んです。
生きづらい人は自己否定感が強いので「自分がここにいるだけじゃ相手は不満だ」と思っているふしがあります。だからサービスをして、相手の役に立って気に入られようと必死になるんですよ。
そして悪いことに、徐々に周囲が「あの人は情に厚くて、世話好きなデキる人だ」と思うようになって負担が大きくなっていきます。そのときにはあなたが不満を募らせながらやっていることに周囲は全く気づきません。好きであれこれ気をまわしていると思うんですね。(でもこれは自然な発想です)
そのころには自分自身はクタクタになって、精神的にも肉体的にも倒れる寸前となっている場合もあります。「私は周囲のためにやってるのに…」という想いがかねてからの不満と合わさっていずれ爆発します。非常に怖いことです。
最後に「自分の思い通りにしたいから」というのもあります。
自己否定感が強いがために、周囲の支持を得たいという気持ちから『頼れる人』になりたい。自分のことを認めさせる環境を作りたい。それには「こうあるべき」という形にもっていきたい。
結果、自分の思い通りにしたいがために奔走するわけです。
そして「こうあるべき」という形に完成出来たところで称賛を浴びたいんです。
自分に絶望しているからこそ、相手に尊敬されたいんですね。
生きづらい人は荷物を持ちすぎてはいけない
これは当たり前のことなんですが、荷物を持つべきなのは『荷物を持つことが出来る人』です。
例えば5歳児に30Lのバッグパックは持てません。
30Lのバッグパックは余力のある大人でないと持てない。
これと同じで、相手のことを本当に思うなら余裕がないとダメなんですよ。
両手がふさがっている状態であれもこれもは持てません。
少なくとも、生きづらさを抱えている人があれやこれや人の重荷を一緒に背負う必要はないんです。
必要はないというより、相手のためにも自分のためにも持ってはいけないんです。
持てない時は「自分の荷物で手いっぱいで、持てないです」というべきなんです。
感情を正しく処理すれば、悩みは減っていく
悩みは考えれば考えるほど、膨らんでいくものです。
悩みの根本である骨組みに、感情や利害関係をどんどん肉付けしていくからです。
感情を抜きに考えるのは難しいですが、
なぜその感情が出てきたのか?
それは私の問題なの?
ということを考えれば悩みは減るはずです。
例えば人間関係でよくある「相手は私のことどう思っている?」というのは相手の気持ちや行動が霊視でクッキリはっきり視える人ならともかく、ふつう分からないものです。
「相手は私をどう思っている」「こう思われたい!」なんていうのを自分で左右するのは無理なのに、延々悩むんです。
また、親の問題の「私がこんなにつらく悲しい記憶を背負っているのに、親はわかってくれない。わかってほしい…腹が立って悲しくて仕方ない」というのも同じ。
問題は自分自身の感情の処理であって、親にわかってもらえるかどうか?というのは悩みの根源ではありません。(もし奇跡的に親にわかってもらえたところで腹も立つし、悲しい気持ちは消えません)
悩みにまつわる感情を正しく処理すれば、シンプルな悩みの骨組みが見えてきます。
今の悩みが「本当に自分が考える悩むべき問題かどうか?」をよーく考えてみてください。
すると、持とうとしていた荷物が「なんだ、これは私の荷物じゃなかった」と気づくこともあるはずですよ。
人にいい顔ばかりせず、自分のことを第一に考えること
「自分のことを第一に考える」
というと、一般的には身勝手な人だと思う人もいるかもしれません。
でも、自分のことをちゃんと考えられない人が人のことを考えるなんて無理です。
余裕があって幸せだからこそ、人のことを考えられるんです。
似たような話で、例えば子育ては気持ちに余裕がないと子どもに優しく接することはできません。仕事や夫婦関係で切羽詰まっている状態で優しく子どもを抱きしめる、子の感情を受け止める…なんてことはできません。
まずは、自分のこと。
自分のケアをしっかりしてあげることで初めてしっかり人の世話を焼くことが出来るんです。
人に頼まれたから、とか私しかいないから、と言い訳せず、自分のことを大事にするようにしてください。
人に感謝されたい、というのはよくわかりますし、悪いことではありません。しかし、無理してまで人のために出来ることはありません。
素直になり、自分のための人生を生きましょう。
森雨でした。
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