こんにちは、森雨です。
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さて、今回は『甘えの衝動』についての話です。
『甘えの衝動』というのは、こんな人の内面に存在しています。
- 人に対してイライラが収まらない方
- 子どもや夫(妻)に対してネチネチ叱ってしまう方
- 怒りをコントロールできない方
- いわゆる毒親育ちの方
- 自己否定感が強い方
- キレるのをやめられない方
「あ、わたしだ!」と当てはまる人…きっといますよね。(私もそうですよ)
心当たりがある方はぜひとも今回の記事を参考にしてくださいね~!
目次
「ネチネチ・イライラ」怒りの原因はなに?
ふつう人は怒りを感じるとき、何か原因があるわけです。
本来、怒りという感情は自分を守るべきもので、例えば失礼な言動をされてプライドが傷ついたとき。
「あなたは本当にブスですね」なんて言われたら普通誰でも怒ります。
ニコニコして「おっしゃる通りで」なんて言う人はいませんよね。
でも、そうでなくても怒る人はいます。
そんなつもりがないのに、一人ずっとイライラしている人はいます。
お店でちょっと店員さんがミスをしてしまって謝っているのに怒鳴り続ける人はいます。
子どもが食事のペースが遅いことに腹を立て、途中で下げてしまう親もいます。
夫(妻)のちょっとした言動にキレて物を投げる人もいます。
「どうしてそんなに怒るの?」「何がそんなに気に障ったの?」
こういうシーンでいくら本人の怒りの原因を聞いても本人もわからないんですよね。
その理由は、怒りの原因が表面的な問題ではないから。
心の奥にある井戸の、その井戸の底に原因が眠ってるんですよ。
井戸の底に眠っているのが「自分は愛されない」「誰もわかってくれない」という自己否定感。
人はみんな子どもの頃に親から無条件に愛されることで生きる自信をつけます。
でも、幼少期に家庭でそういうのがうまくいかないと生涯「愛されたい」「ワガママが言いたい」と子どものような自分を持てあますのです。
『甘えの衝動』はこういう
「甘えたいよ~!ワガママ言って誰でもいいから困らせたいよ~!!」
という欲求のことを言います。
『甘えの衝動』はかなり厄介
さて、この『甘えの衝動』が出た時にみんな
「あ、『甘えの衝動』だ!」
と気づけば問題ないんですが、まあ普通気づきません。
大人だから「今いらいらしちゃうからワガママ言って大人を困らせたいんだよっ」というのを口に出すわけにはいきませんし、そもそも大の大人が「甘えたい」なんて恥ずかしいし、そもそも「甘えたい」と思っているなんて自分で意識出来ている人なんてまぁ…いません。。
例えば小さな子ども…うちの次男は2歳ですがそれくらいの子が「これ食べにゃい」と怒って人参を床に投げたら「コラ!」ってたしなめて済む話ですが、これが大人の男だったらヤバいですよね。
「こんなの食えねぇー!」って床にご飯ぶちまけてたら怖いですよ。DVですよ。離婚案件ですよ。
でも、実際『甘えの衝動』を持て余した人がやってるのはそういうことが多いんです。
厄介なのは、誰もしつけられないということ。(自分で自覚できなきゃだめ)
自分で「一生懸命やってる」「俺は働いている」「たまりかねて言ってる」とか立派に言い訳が出来るということです。
ではどうすれば『甘えの衝動』を収めることが出来るようになるんでしょうか?
『甘えの衝動』を抑えたければ自分を知り、素直になること
胸に手を当ててねちねち人を責めたい気持ちが膨れ上がってくると聞いてみることです。
(これって『甘えの衝動』じゃない?)って。
不機嫌な態度で相手をコントロールしたくなった時、ぜひとも聞いてみてください。
(まさか…『甘えたい』だけ?)って。
自分の中の『甘えの衝動』の実態をあぶりだすことからすべては始まります。
「甘えたい」という強い欲求を抑えることは簡単ではありません。
一度想いが溢れ出すと、感情が感情を呼び、悲しみや怒りをまき散らしてしまうんですよね。
以前私がしょっちゅう夫とぶつかっていた(キレていた)ときも実際は「夫に甘えたい!愛されたい!」という気持ちがあふれ出てぶつけてきたんですよね。
今ならよくわかるんですが、あのころはさっぱり分かりませんでした。
自分が怒る理由は真っ当な理由で、夫が99%悪いと思っていたし(言葉尻を取ってばかりで)何とかしてキレないようにしたいと思っていたんですよね…。
無理していたと思います。
でも、夫はもっと無理していたはずですし、キレて話すとき。
子どもにネチネチイライラしてしまうとき。
とても理性的とは程遠い気がします。
まさに『甘えの衝動』に突き動かされて動いているときなんですよね…。
そういうときは、自分に素直になること。
イライラが凄い!『甘えの衝動』があふれ出てる!
というときは夫に後を任せて出かけます。
駅前のスタバへチャリンコを走らせて1時間くらいボーっとします。
無理なら一人で部屋にこもって(子どもは安全なようにテレビでも見せておいて)スマホで動画を観たり、雑誌を読んだりします。
それだけで何もなかったかのようにめちゃくちゃリフレッシュできます。
実はこれが『甘えの衝動』の乗り越え方。
自分の「限界かも~」に素直になって、ちゃんと自分を取り戻すこと!
だからこそ、趣味や好きなことを見つけることは大切なんですよね。
メンタル面でバランスを取るんです。
甘えたい~というとき、例えば付き合いたてのカップルならいちゃいちゃも出来るでしょう。
素直に甘えることもできるでしょう。
でもどんな仲の良い人に対していつまでもそうしてはいられないものですし、そんな都合よい相手はなかなかいません。
わが子にだって、いつまでも甘えてワガママを言われていたらカチンとくるんですよ?
大人に言われたらうんざりしますよ。どんな相手にだって、何言ってんの?ってなります。
『甘えの衝動』は自分で解消しなければいけない
『甘えの衝動』は自分で解消しなければならない。
大事なことなんでメモしてください。
たまにこのことを理解できなくて、人に対して不満ばかり。周囲に対して不満ばかりの人がいます。
親だろうが、夫(妻)だろうが、無条件で甘えていい人なんていないんですよ。
配偶者の愚痴をずっと言い続ける人がいますよね。
たいていこういう人は、相手が好きでたまらないんです。本当は好きだから、ネチネチ絡むんです。
「こんなにしてやってるのに、どうして愛してくれないの」
まさに『甘えの衝動』です。
本当に甘えたいんだったら、ちゃんと「愛してほしい、あなたに甘えたい」と伝えること。
一緒に何かをしたり、スキンシップを取ること。夫婦で話し合ってそういう時間を作ること。
『甘えの衝動』を解消させてもらった代わりに、相手を甘えさせてあげること。精一杯愛すること。
どうしても夫が応えてくれないんだったらさっさと諦めて、自分で自分の『甘えの衝動』を解消してやること。趣味を持ったり、楽しみを見つけて人に依存しない生き方にシフトチェンジすることです。
実はこれ以外方法が無いんです。。
『甘えの衝動』をどうするか?で人生は180度変わる
『甘えの衝動』を自覚し始めると、自分がビックリするほど甘えたいんだということに気付きます。また、この『甘えの衝動』がいかに強固な塊として体にあるのかも気付きます。
ツン、として甘えとは対称的に自分に厳しい方も、例えば子どもや夫や職場の部下にネチネチ当たり散らすという心当たりがあるなら、ぜひ自覚しましょう。
また、意地悪をしてくる人。
やたら冷たかったり、しつこく絡んできたりする人、嫌がらせに躍起になっている人は『甘えの衝動』に支配されてどうしようもなくなっている人なので要注意ですよ!
今すぐ『甘えの衝動』をなくすことはできませんが、意識すること。
まず、このことを気を付けてみてくださいね。
森雨
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