Amazonで見つけて、本屋で購入したこの本についてレポします。

永田カビ著『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

結論から言ってしまうと、、

マジでわかるわかりすぎて困っちゃう愛着障害特有の悩み満載特に女性には読んでほしいいいいいDXって感じの本です。

「あんた辛かっただろうによく描いて出してくれたねよく頑張ったね、涙」って感じの本です。笑

自分の好きなこと・・・が私たちを苦しめる。

これ読みながら、実は私の十年来の親友について思いを巡らしてたんです。
主人公、その私の親友Aちゃんになんか似てるなあって思ったんですよね・・・

この本の著者って、大学に入ってしばらくしてから鬱と摂食障害になってるんです。
私みたいに高校生の時からリストカットしていたりしたわけではないんです。
高校生のときは普通に友達と和気あいあいできて、何の疑問も持たずに大学まではいけてるんです。

大学生になって突然せっかく努力して入った美大(たぶん美大)を半年で退学。
そこから所属する何かがなくなって不安になってバイト漬け。でも生きづらさは増していって・・・というパターンなんです。

これほんと、Aちゃんのパターンとまるで同じで(美大というところまで!)私はハラハラしながら読みました。

自分の好きなことで必死で頑張って大学に入ってどうして辞めるのよ!!

と、大学当時私もその親友を責めたりしたことがあったんです(私も同じ大学だった)。でもそれは気持ちがわかるから。
自分の進んでいる道の先に、断崖絶壁があるかもしれないって気が付いたからなんです。

クリエイター志望には特に多いこの3パターン。

クリエイティブ志望

 

ちょっとわかりやすくイラストにしたんで参考にしてください。

一応芸術系大学学生だった私(え?私は絵を書いていたわけではないですよ?イラストの技術見ればわかるでしょ)の独断と偏見なんですが、こんな感じです。

根っからの芸術家タイプで周囲の評価なんて気にしない☆ずんずん我が道を突き進んでいけます!みたいなタイプなんて本当に少なくて、
真面目一本でデッサンや油絵の勉強をしてせっかく入学しても、突然「私好きなことしてて許されるのかな」という考えにつぶされそうになるパターンは多いんです、多いんですよ!
これは著者や親友Aちゃんに限ったことではないんです。

好きなことを仕事にしよう。
「やりたいこと」を勉強しよう。
得意なことで大成しよう。

そんな風に言われ続けた私たち(嫌いな言葉だけど『ゆとり世代』)は社会に出て(大学生になって)初めて重量感に気づかされる。

でも今更ほかのことが出来ない・・・したくない。
どうしよう・・・

そんな迷いの中、親や周囲はそれまで「好きなことをしなよ~」と言っていたのに、突然有無を言わさず「なんでもいいから正社員につけ=年齢と世間体を考えろ」とむちゃくちゃなことを言ってくるわけです。

大人になっても母親のおっぱいを求める気持ち

本の話に戻しましょう。

主人公がお母さん(お母さんのような熟年女性)に抱っこされたい!と思っているというところで思い出したんですが、
私も高校くらいまでお母さんのおっぱいを触ったり吸ったりしたいと思っていました。
寝ている母の胸元に何度手を持って行こうとしたことかわかりません。

でもそれって本人にとって「性的なこと」ではないんです。

最近読んだ境界性パーソナリティ障害 (幻冬舎新書)という本にも書かれていたんですが、愛着障害の人は相手に承認されたい、受け入れてもらいたいという思いが子どものころに満たされなかったことで大人になってからセックス依存症になったり、すぐ相手に身体を許してしまったりするそうなんです。

愛着障害にとって身体を求めるのは性欲ではなく、認めてもらいたい、愛されたいという気持ちの表れなんです。
だから相手に触れることが出来たらセックスじゃなくてもいい。(セックスの快感で現実逃避しているパターンもあるけど)
なのに世間では大人になって相手の身体に触れることはもう性的なことというものになっちゃうから結局セックスしかない・・・!そして風俗!みたいになるんです。

この本でも主人公は色々なバイトを必死にこなし、金銭を稼いだりして親に認めてもらおうとするんですが「そんなことより正社員」とさらなる努力を促されます。

認めてもらいたい!
親のご機嫌をとれるいい子になりたいけど、正社員にはなれない!(生きづらくて働けない)

そして主人公は初めて自分の殻を破るためにあえてタブー(風俗に行って性的なことをすること)を犯すわけです。
そこで自分の気持ちに正直になり、自分で自分を認めてあげることで親の呪縛から解き放たれるんですね。

これってすごいことです。
誰でも出来ることじゃありません。(断言)

『自立』って本当の意味ではこういうことを言うんだよね。

主人公が最後のページで

「親不幸が怖くて自分の人生が生きられるか!」と叫んで飛び出すシーンがあるんですが、思わず泣いちゃいました。

本当の意味の『自立』って、

親から金銭的な援助を受けないとか、ごはん作ってもらわないとかではないんですよね。

自分の気持ちいいほうに動くことなんですよね!?(・・・え?別に変なこと言ってませんよ??)

「しなきゃいけないこと」じゃなく「してて楽しいこと」を見つけるのってかなり大変です。

「しなきゃいけないこと」をしつづけるよりそれってパワーがいりますよ。

でも抜け出たときの解放感はすごいです。
主人公はそれを「甘い蜜をみつけた」という表現をしていますが、まさにそれ。

周囲(親も含め)は苦労(やりたくないことをすること)を強いてくるものです。
きっと自分の好きなことで生活していくなんてことは夢物語だとでも思っているんでしょうね。。

『自立』って、そういう呪縛かを潜り抜けて来ることなんですね。

 

この本も参考にしました。

 

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