【ショック】親は子どもに戦争をどう伝えていくべきか【残酷】

考えたこと
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どうも、森雨です。
8月ということで、戦争を子供世代へどう伝えるべきかっていうお話を書こうと思います。

『戦争童話』の思い出。

私はたぶん・・・同世代の子たちより戦争の話についてはかなり敏感だと思います。

子どものとき、放置子だったこともあって図書館に入り浸っていました。そのときに私がなぜかやたらと読んでいたのは、戦争の童話。

私の中ではいつもなぜか戦争に対する興味(残虐・悲惨な話)がくすぶっており、それは『はだしのゲン』からはじまり、『アンネの日記』まで戦争に関する児童書や漫画をなめるように読んでいました。
そのせいか何なのか、自宅の隣は消防署で時々サイレンが鳴っていたんですが私はそれを戦争のイメージと直結させてひきつけを起こさんばかりに泣いていました。(今でも怖い)

戦争について書かれた児童書って本当に子ども心に不気味だったんです。

私がよく覚えている本は、

『はだしのゲン』は何度読んだことか・・・。
この漫画以上に原爆の悲惨さを伝える漫画もないんじゃないでしょうか。

次世代に伝えたい『ひろしまのピカ』絵のタッチはほかに類を見ない不気味さです。

『おこりじぞう』は空襲の火の海の中、息を引き取ろうとしている少女にいつもは温和な顔のお地蔵さまが憤怒の表情で涙を流し、水を求めていた少女はその涙を飲んで亡くなった。というお話なんですが…おこりじそうの憤怒の表情が怖くてトラウマになりました。

『真っ黒なお弁当』は、原爆で亡くなった息子に持たせていた弁当が炭のようになっていたという・・・原爆の悲惨さを物語るお話。

沖縄戦で強く生き抜こうとした子どもたちのお話。

言わずと知れたアンネ・フランク。

まだまだありますが、この辺は本当によく読みました。何度も借りたりしたのでよく覚えています。

あと、

『対馬丸』のビデオ(上記は文庫です)もかなり印象的でした。船で同級生が次々と亡くなり、帰ってからも空襲で両親を亡くすところはかなりトラウマです。

一度見ただけなのにずっと覚えているってすごいですよね。

子どもたちには『戦争のお話』を嫌と言うほど聞かせるべき

上記の本のおかげで、私の中ではしっかりと

戦争はいやだ!
戦争は悲惨だ!
戦争で死にたくない

戦争って怖い!

という思いが強く心に刻み込まれました。

もう左翼だろうが、平和ボケと言われようが構いません。(平和なんだから結構じゃないか)戦争はするのもやられるのも絶対に反対です。

でもここ最近、戦争に対する表現が(特に子どもに向けて)マイルドになりすぎてやしないかなと思っています。

思えば、私が子どものころ(大体20数年前)はまだ対馬丸のビデオを学校で観たり、本を読んだりして戦争について考える時間って多かったんですよ。

しかし近年では修学旅行の定番である広島の原爆資料館のマネキンは子どもに悪影響を及ぼすから撤去しろとか、

『はだしのゲン』は子どもにショックを与えるとか、

『火垂るの墓』は終戦記念日だろうと蛾悲しいから観たくないとかで番組側も「視聴率が取れん」という感じで放送されません。

しかし、私のような『戦争童話読みまくった世代』からすると「何言ってんだ?」と思うわけですよ。

・・・と偉そうに言いますが、大学に入る前までは確かに私も「戦争童話のおかげで毎年夏が怖かった。読むんじゃなかった」と思っていた時期もありました。

その話を沖縄出身の友達にすると、「あんたはまだいい。私なんか社会学習と言えばひめゆりの塔だったし、嫌と言うほど沖縄戦の悲惨さを聞かされて育った」とトラウマを暴露し、広島の友達は「広島出身はもっとすごい。毎年8月6日には学校に呼ばれてお腹いっぱいになるくらい悲惨な話を聞かされる」

と言ってため息をついていました。

私たちの世代はまだ、「戦争の悲惨さ」をしっかり教育されていて、そのほかの友人たちからも戦争のお話について「あれは怖かった」「聞いた夜は眠れなかった」「食事も喉に通らなかった」という思い出話はわんさか聞かれました。

数日後、私はその話を夫に話し、友達たちとしたように共感を得ようとして失敗しました。

彼は「子どもは『戦争』でショックを受けるべきだ。それで『戦争嫌だ!』というくらい怖い思いをさせないと戦争は起こる。実際あったことなんだから戦争のお話がトラウマになるくらいいいじゃないか。そのために戦争童話はあるんだ」

とはっきり言ったんですよ。

そのとき(恥ずかしながら)改めてハッとしたんです。こんな風にショックを受けてきた「戦争のお話」は本当にあった話だということ。

そしてまた同じようなことが起こらないとも限らないということを。

子どもたちに平和をどう教えていくか?

でも、「平和学習」(正直この言い方もどうかと思う)の在り方を考えたとき、「よし、これからも今までのやり方でいこう」とは思いません。

戦争の残酷さを伝えていくことは確かに大切ですが、それだけを教えていくのは小学生までです。中高生からは戦争を起こさないためにどういう意識を持つことが大切かをしっかりと認識させるために、近年の正しい歴史観念について教えていくべきだと思います。

私は学生時代、日本史を学びましたが日本の近代史(特に昭和から)をちゃんと学んだ記憶がありません。
歴史というものを勉強した期間は中学と合わせると6年にもなるのに、昭和に至らなかったってかなり問題だと思いませんか?

正直、縄文時代のことなんてもう2時間くらいでいいんですよ。土器とか前方後円墳について学ぶのが無駄だとは言いませんが、そこにアホみたいに時間かけすぎて反戦に大事な近代史について全然できないっておかしくないですか??

私は勉強嫌いだったし、成績も後ろから数えたほうが早かったくらいでしたが、近代史は興味があっていろいろな本を読んだり、NHKや映画で戦争についてのドキュメンタリーをたくさん見ました。

こんな私でも、興味があれば歴史を学ぶことはいくらでもできるんです。

どういう風に日本が戦争に突入していったか。どういう風に日本人が扇動され、間違った方向に走って行ったか。

その事実を知らない人が増えれば増えるほど、興味関心がなくなればなくなるほど戦争へと一歩駒を進めることになると思うんです。

親がまず興味を持ち、子どもを巻き込むことが大切。

戦争するのに立派な理由なんてありません。戦争で罪のない多く一般人を殺したのは、政治に関心のない多くの一般人です。

将来息子に

「でもお母さん、日本はアジアの文化的な発展を後押ししたんでしょ?」

「日本はアメリカにけしかけられて仕方なく戦争したんでしょ?」

「南京大虐殺は本当はなかったんでしょ?」

と言われたら(言われる気がする)戦争していい理由なんてものは絶対に、ない。と言い切ります。

戦争は勝っても負けてもやっちゃだめだと教えます。
「そうだよね!日本悪くない!周りが悪かった!」と教えると正しいことのためなら戦争をしていいと勘違いしてしまいます。

そしてその正しいことと言うのはいつだって危ういものなのです。

戦争では敵も味方も大義名分、正義の為に戦っていますからね。

親になるならとりあえずこれを観よ

長々と書きましたが、とりあえず興味を持つところから始めるのが何よりの近道です。

言わずと知れた王道ドキュメンタリー。『映像の世紀』

何から何まで「NHKの本気」を感じさせる素晴らしいドキュメンタリー。初回放送当時小学生だった私にも理解できました。

池谷監督のこちらのドキュメンタリー映画も必見です。アジアに対する侵略行為について実際に兵隊だったおじいさんが数十年ぶりに現地を訪れます。

これは高校生くらいからかな?

子どもたちにも大人たちにも訴える「戦争」

『せんそうしない』

人間だけが戦争をする・・・戦争の愚かさと無意味さを訴える詩。

『かわいそうなぞう』

『わたしの「やめて」』

なぜ戦争をしてはいけないか、というのが簡潔に子どもにも説明できる。
一歩踏み込んだ平和学習にもってこいの作品。

戦後71年・・・今こそ『平和学習』について深く考える時期になったこと確かです。

【追記】自己責任論と『火垂るの墓』

この記事の執筆から2年。『火垂るの墓』について書きました。
今世の中に当然のように蔓延る『自己責任論』とともに考えてみてください。

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