どうも、森です。

今回は話題の毒母本についてのレビューです。

お母さん、私を自由にして!
高橋リエ
飛鳥新社
売り上げランキング: 9,942

「『毒母』かもしんまい!」と思ったらまずこれ。

毒親本の代表的なものといえば、あの『毒になる親』ですが、
この本は新定番になるかもしれません。

だって、すごくわかりやすいから。

例えば、「なんかお母さんといるのがしんどい」っていう毒親入門初心者さんに、
「うちの親こういう親でした」っていう体験本見せても
「う~ん、うちはこんなんじゃないよ?」「ここまでじゃないよ・・・」ってなるかもしれない。

でも、この本は著者のカウンセリングの経験から
「毒母ってこういうのだよ!こんな人も、あんな人もいるよ!」ってわかりやすくパターン分けされているので、
本当にわかりやすく、毒母について学べます。

毒母の共通点5つと、6つのパターン。

『お母さん、私を自由にして!』では、

毒母の5つの共通点と6つのパターンが紹介されています。

『5つの共通点』では、

「うわ、これ」
「うちの」
「母だ・・・」

と思わず目を見開いてしまうくらいにドンピシャ。

特に、
『感情がマヒしている』
というのを読んでびっくりしました。

そういえば、これまでの毒親本に感情が死んでるっていうのを
書いていたのがなかった気がするんです。

感情がマヒしているっていうのは例えば、
本人の感情というより、相手がどう感じるか・どう思うか?という感覚のこと。
うちの毒母には確かにここが決定的に欠落していました。

そして『毒母の6つのパターン』ではうちの母は、

『自己愛母』
自分が良い母、良い妻であることが第一なので、子どもの感情には全く無頓着なタイプ。

さらにそこに、父からDVを受けているアピールをしてくるので、
『かわいそうな母』
も入ってきてもう、ひどい状態でした。

ちなみに『自己愛母』はほかのパターンの母(『ジャイアン母』『パフォーマンス母』など)を兼ね備えると
猛毒になるらしく、著者はこれを『特級毒母』と呼んでいるそうです。笑

毒母の心は常に『不安』でいっぱい。

毒母が娘にひどいことを言ったり、したりするのはそれだけ不安で不安でもういっぱいいっぱいなためらしいです。

確かに、うちの母もすぐに「そんなこと辞めたら?」「どうせ~だよ」「もしこうなったらどうするの?!」

とすぐに否定するようなことをどんな些細なことでも言ってきました。
父が特にそうで一瞬勉強してないのを見ただけで「お前は借金地獄になって、男にたぶらかされて死ぬ!」くらいのことを
よく言ってました。

「どうしてそんなこと言うの!?」と反論すると、二人とも、

「親は常に一歩先のことまで考えているんだ!」
「心配してやってるんだ!それが親だ!」

と言っていました。

私が常に新しいことをしようとするとそうだったので、
今考えると不安でしょうがなかったんでしょうね。

不安なことを探してはそれを全力でどうにかしようと必死になるので
酷いことも「やむを得ない」と思ってどんどん言っていたんでしょうね・・・。

パート1の『毒母ってどうしてこうなの?』という章では
あまりにもあるある過ぎて「あぁぁ!そう!」と叫びながら読んでいました。

まるで超当たる占い師が目の前にいるかのように、楽しかったです・・・笑

私が特に「あるあるぅ!」と思ったのは、

  • 巧みに話をすり替える。
  • 世間体が命で外面はやたらといい。
  • 相手が傷つくことがわからない。
  • 共感や励ましの言葉が言えない。
  • 記憶を簡単に変える。

というもの。

その中でも、

『記憶を簡単にすり替える』というのは、長年の親の謎でした。

どんなにひどいことを言っても、次の瞬間には忘れているんです!
私が昔から、「お母さんあの時こういったよね?」と言っても、

「そんなこと言ってない。あんたの記憶違いだ」

の一点張りで、話になりませんでした。

だからどれだけ傷ついたよ!って言っても、

「なんで?? 何を?」

となるわけです。
そりゃそうです、覚えてないんだから。

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イライラが抑えられない、のは毒母育ちのせい。

ちょうどこの本を読む前に、夫に

「どうしていつもそんなにイライラしてるの?!」

と怒られたところでした。

自分でも不思議なくらい夫の言動に腹が立ってしょうがない。
ちょっとしたことでキレそうになるくらいイライラする。

それがこの本の『イライラして感情をコントロールできない』にドンピシャ。

子どものころ自分の意見を聞いてもらえず、認めてもらえなかったためのようです。
子どものころ我慢していた感情『トラウマ感情』が同じような環境になると再燃してスイッチオン!でキレてしまったり、
イライラしてしまうとか・・・。

子どもを怒鳴り散らすお母さんは『トラウマ感情』のせいではないかという指摘に驚きました。

実は私も息子にイライラしてしまうときに心のどこかで「私はそんなことしたら許されなかった!」という感情でいっぱいになるからです。

全国に『自分の毒母』はたくさんいる。

最近『毒親』が流行っている、というのはつまり『うちの毒母がたくさんいる』ということです。

毒母のせいで自分のようなことで苦しんでいる人が大勢いるんだ、
そしてその人たちは頑張って生きているんだ、と思うと目頭が熱くなります。

この本の著者は自身も毒母だった、「アダルトチルドレン」だったということでサロンをはじめ、この本を執筆されています。

『お母さん、私を自由にして!』では、毒親育ちがもっと生きやすくなる方法についても詳しく掲載されています。

毒親だった著者だったから書けること・・・

私も子持ちで、いつも自分が毒親になってはいないだろうか?と日々考えながら育児しています。
しかしその中でも、つい怒鳴ってしまったりしたときに毒親とそっくりなことを言っていたりするんですよね・・・。

そしてたいてい、そういうときの心理状態って「不安」「不満」、これが重なっているんです。

そしてそれは毒親育ちならではのものです。

本では毒親育ちは自律神経が「非常警戒警報」モードだと書かれています。
まさにそうで、私もそのなかで育児しているとちょっとしたことでも子どもにピリピリして当たってしまうことがあります。

私だけではなく、
よそのお母さんでも、よく子どもをこれでもかっていうくらい怒鳴り散らしているのを見ることがあります。

あとがきに、子育てをしていた著者だから書けることが書かれていました。

日本の子育て環境に安心が必要だと。

毒親の親は毒親、

毒親の子は毒親に?

負の連鎖は断ち切らなければなりません。

そしてそれは社会の課題でもあるのかもしれないと思いました。


お母さん、私を自由にして!
高橋リエ
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