こんにちは、森雨です。

今回はこないだ予告した通り、あらいぴろよさんの新作
買って読んでみたのでレビューしたいと思います。

ワタシはぜったい虐待しませんからね!
主婦の友社 (2017-03-10)
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タイトルからもうズバッとしてていいですね。
ド・ストレート!

確かに私も「私は(親と違うから)虐待しねえぞ!」って思いました。
そして今でも思ってます。

あらいぴろよさんと言えば、前作の“隠れビッチ”やってました。
が結構売れてますよね。

父親のDV、虐待を受けて育ったために、承認欲求が強くなって
いわゆる「ビッチ」(セックスはしてないけど)になっちゃった
というエッセイ。

なぜか敬語の夫と結婚して、子どもを産んだところで終わってました。

子育てに言及していなかったので、個人的にも「子育てどうなんだろう」と
勝手に気にしていたので今回の新作は嬉しい。

……でしたが。

うん、なんていうか

「ふつうのお母さん」

って感じですね。

もちろん、それは本人の大変な努力の成果です。

「ふつうの」になるには、毒親育ちならよほどの道のりを
乗り越えてきた結果ともいえますから。

ただ今から「DV育ちで育児します!」と不安になっている
ママからすると期待外れかもしれません。

だから、今回はちょっと辛口になります。

あらいぴろよさん家の旦那さん…

あらいぴろよさんの著書ってあんまり旦那さんのことが
深く描かれていないんですよ。

前作はそれでもよかったかもしれませんが、
今回はちょっと違和感アリでしたね。

つーか、ムカつきました。正直言って。

子育てしてると「キレちゃいそう!」ってなるのはよくわかります。

しかし、うちでもそうなんですが、
必ずキレそう!やばい!ってなったときに夫に電話してるんですよ。
(夫がたいてい仕事でいないから)

そこで「出来るだけ早く帰るよ」と言ってもらうだけでほっとしたり
するんです。

誰かに「ワタシ今こんな状態なんだけど!?」って伝えるのって
こういう場合非常に大事なんで。

ていうか、ちょくちょく出てきていちいち「?」って
感じるようなこと呟くのでたまの登場ですごいひっかかる。。

良い人なのかなんなのか正直わかりません。。

(ていうか、どういう意味?)

「~ですね」「~かもしれません」
みたいに時々出てきていいこと言っているような感じで、
こちらからすると「…はい?(イライラ)」っていうようなことばかり
言っています。

これはあらいさんは特に意図してないんでしょうが、
ほんとはどんな旦那さんなんでしょうか?

子育てをしていると絶対に絶対に、子育てや生活のことで夫と
ぶつかるときがあるんですよ。

でも、そこのところも詳しく描かれていない。

(夫に言ったほうがいいんじゃない?)ってことも
描かれていない。

ぶつかってないんです。

一言で言うと、頑張りすぎてる。

子育ては1人で出来るものじゃないです。

あらいさんが息詰まるの当然ですよ。

育児に関して感動路線はやめたほうがいい。

あらいさん、この作品ちょくちょく自分で感動して泣くコマ
あるんです。ここもちょっと引っかかって。

正直虐待を受けて育ったら
「ああ、子どもが私より幸せそうでよかったなー」くらいは
思いますが、

「お前のことをずっと守るよ(しくしく)」とは
なりません。

私だけかもしれませんが、息子に

「お前のすべてを守りたい」

とはなりませんよ。

ていうかそういう育児感動路線はもう結構です。

これは漫画の表現だと思います。
つまりオチをつけてるんですね。

正直あらいさんに描いてほしいのは、
「お前を産んでよかった(じーん)」
でなく、

「お前を産んでよかったって言えない状態なんだけど
どうすればいい?!」

っていうお母さんの気持ちを代弁してほしかったなと
思います。

あらいさんにしか描けない育児の辛さが
描けてるはずだと思ったんですが・・・

うーん、、

ちょっと残念でした。

育児漫画は笑えるほうが好き

今まで結構な育児漫画を読んできましたが、
実はこっちのほうが私の育児に近いかなと思いました。

ママはテンパりスト 東村アキコ著

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テンパりは育児漫画の中でも大定番なんですが、
作者の東村アキコさんの息子(ごっちゃん)への扱いでいいと思うんですよ。

子どもを産んだからって「○○ちゃんってば、かわいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡」
となる人ばかりじゃないんですよね。

仕事と育児と家事でもうアホかってくらいしんどいと、
子どもに「は?」とか余裕のない返事をしてもいいと思うんですよ。

私にはこの漫画の「子育てを楽しんでる感じ」がウケてるんだと思います。

実際育児をしていると楽しんでられない状態になることが本当に
多いんですけど、ここまでネタにして笑えられれば本当に楽だと思うんですよね。

世間のお母さんたちも完ぺきじゃない、子どもを産んでも自然体な
東村さんを尊敬&共感しているようです。はい。

たまこ絵日記 ナナイロペリカン著

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そういう意味ではナナイロペリカンさんの力抜けた感じもいいですね。
父ちゃんの存在感もしっかりあるし、いい味出してます。


何度読んでも笑えます。

わたしがママよ 森本梢子著

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森本 梢子
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もうすでに30年前くらいの育児エッセイ漫画(うちの親世代かな?)
なんですが、

これすごい面白いですよ。

『ごくせん』なんかでその後有名になった森本先生の作品です。

たまちゃんが可愛いったら可愛い。
そして周囲の人たちのやさしさと温かさは心洗われます。

読んでいたら30年前の育児と今の育児との違いが
ハッキリとわかって楽しいので、その面でもおすすめです。

親世代は結構のんきな育児してますよ!笑

育児はやっぱり笑い飛ばさなきゃやってられない

育児ってはっきり言ってめちゃくちゃ大変なんですよ。

特に現代の育児は母親だけにウェイトが大きすぎて
もう虐待事件やなんやらが起きても正直心から批判できない時代だと
思うんですよ。

だからこそ、ぶつかっちゃだめ。

無視する、とか、見ないようにすると言っちゃうと
まるで問題から目をそらしているかのようですが、

子育てしている間ってどうしようもないこともありますよね。

「夫が毎日23時以降にしか帰らない」

「周囲に親も親戚もおらず、頼れる人がいない」

そのために

「なぜか涙が止まらない」

「身体が重たくて起きられない」

「体調がいつもおかしい」

「イライラがおさまらない」

そんなときに育児をマニュアル通りちゃんとしようったって
無理ですよ。

精神的に追い詰められて当然です。

「出来て当然」なことって何にもないです。

育児疲れが溜まっているときに離乳食を手作りに
するのは当然じゃないし、

いつも一対一で育児するのはもっと当然じゃない。

イライラや疲れが溜まっているときはお母さんは
お休みを貰って当然だし、

その不満を旦那にぶつけたっていいじゃない、と思う。

1人で抱え込んじゃダメですよ。
夫とは本音で話さなきゃ。

大変な時だからこそ。

森雨でした。

 

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