こんにちは、森雨です。

この間私がTwitterで予告していたNHKのあれ、見ました?

私はついさっき録画してたんで見たんですが、なかなか的を得た感じでしたよね。

もし私がボーダーを全然知らない立場で見たら、

(えー、境界性パーソナリティ障害ってめっちゃ怖いわー)
(絶対出会いたくない…。超危険人物じゃない?)
(俗にいうメンヘラとってやつ?)

って思いますね、間違いなく。

うん。でも、現実には私は境界性パーソナリティ障害当事者なので、
見ながら、

(本当に離れたほうが良いよ…。離れられてよかったね。7年も付き合った…鈴木さんごめんなさい)←番組中に出てくる元カノがボーダーだった鈴木さんに対し。
(もう魔女だよね。魔女としか言いようがないよボーダー…)

って自己嫌悪に陥っていました。

でも、いつもこのブログで紹介しまくっている『境界性パーソナリティ障害』の著者の岡田先生
出ていて嬉しかったです…個人的に。

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救いようのない『境界性パーソナリティ障害』を患うということ

境界性パーソナリティ障害は辛い。

病気によって、自分を一番大事に思ってくれる唯一の人を傷つけるのが特に辛い。

私も番組の中で出てきた当事者ゆいさんと同じようなことは何度もしたし、
今振り返って死にたくなったことも一度や二度じゃない。

境界性パーソナリティ障害の人は相手に対しての言動を全て故意にやっているんだけど、
厳密に言うと、故意じゃない。

誰かが自分の中にいて(その誰かは幼いころの自分自身なんだけど)
「お前も私を見捨てるつもりか?私を殺すつもりなのか?ならお前を殺すぞ」とささやいている。

愛情もなく、押さえつけられて育ったその幼い悪魔の力は強大で私たちはいつも
そいつの勝手な言動に右往左往させられている。

『境界性パーソナリティ障害』の人たちはパッと見、魅力的で、
甘えるのが上手で、可愛く自分を演出する能力が高くて、どんな相手でも(特に恋愛経験のない男性たち)は
コロッと参ってしまう。

(ボーダーを10人ほど集めて合コンをやったら色んな意味で大変なことになると思う)

下手に出るのも上手く、甘えるのも上手。
自分がどう見られるかを瞬時に判断できるので、他の人が出来ないような気の遣い方が出来たりしてしまう。

(実はそんな能力が長けている理由は、親に愛されるため。つまり生きるために身につけた力なのです)

見捨てられるという恐怖。誰も私を愛さないという孤独。

見捨てられるのが怖い。

子どもの頃に過酷な環境(愛情を与えられなかった・虐待を受けていた経験など)をしたために、
常に「見捨てられるんじゃないか」という不安を抱えている。

愛されなくなるのが怖い。

相手に愛され、抱かれ、好きになって(好きになるのは好きになってくれそうな人のみ)というのが
そもそも怖い。怖いけど、愛されないと生きていけないので、なんとか期待に応えようとする。

でも、一瞬でも愛情の雲行きが怪しくなると死にたいと思い、実際に自傷行為をしたり、
自殺を計画して実行してしまう場合もあります。

私の場合は「見捨てられるのが怖い」というより、常に見捨てられている感覚があるので、
そのために怒りを抱えている気がします。

そのため、「自分が生きていることへの罪悪感」「ここに存在することへの罪悪感」を抱えていて、
一応そういうのを見ないように、認めないように暮らしているんだけど、ちょっとしたことで噴出し、
(悪魔と目を合わせてしまう感じ)爆発してキレたり、相手を罵ったり、自傷行為や自殺をほのめかしたりしてしまうわけです。

『境界性パーソナリティ障害』の原因となる【内なる悪魔】を育ててしまった、
そういう環境に置いたのは紛れもなく毒親たちなんですが、
当然親は責任を取る年齢でもないので、たった一人でその悪魔のおさめ方を考えなければいけないんですよ。

うん、簡単なことじゃないです。
薬を飲んで悪魔が消えるわけでもないし、相手に愛されたから、セックスを何度やったからと言って
パッと成仏してくれる物分かりの良い奴でもないんです。

うーん、困ったね。

『境界性パーソナリティ障害』と出会うという受難

私は「『境界性パーソナリティ障害』が手に負えないと思ったら、すぐに離れてくれ」
「あなたと居ても治らない」という旨のことを恥ずかしげもなく過去に書きましたが、
これは今でもそうだと思っています。

ただ、あれから「『境界性パーソナリティ障害』と出会った人の受難」についても
深く考えるようになりました。

番組中で出てきた鈴木さんはボーダーの元彼女と出会い、7年間付き合って心身共にクタクタになり、
心療内科で医者に「境界性パーソナリティ障害の話をちらっとしたらきつめに怒られた」と言っていました。

境界性パーソナリティ障害を治すのは簡単じゃないし、1人では無理だと私も思います。

まさに、底のない花瓶に水(愛情)を注ぎ続けるようなものなんです。

幼いころに過酷な環境で育ったために、感情(花瓶)の底に穴が開いてしまった状態の相手に
いくら愛情を注ぎ続けたところで徒労に終わってしまうのです。

これは私自身、よくわかります。

本当に勝手なんですが、いくら「愛してる」と言われたところで、高価なプレゼントをもらったところで
愛されているとは思えません。

最終的に一緒に死んでくれたら、なんとかひとさじの愛情を感じるかもしれませんってレベルです。

うん、笑えない。

番組中でも、ゆいさん(当事者)が「夫が浮気したら自分がどうなるかわからない。怖い。殺しちゃうかも」という
ことを言っていましたが、私もそう思います。

夫が(しないと信じたいけど)不倫なんてしてたら、あっさり殺して自分も死ぬ可能性が高いです。

いざとなったとき心に巣食う幼い悪魔が何をしでかすか、当事者でもさっぱり想像がつかないんですが、
とにかく恐ろしいことになることはわかります。

だから、境界性パーソナリティ障害と出会ったとわかったら、
そしてそれと治療に付き合う自信がなければ、もう全力疾走して逃げてください。

血も涙もない逃げ方で結構です。
その後相手が死のうがどうしようがあなたには1ミリも責任はないのです。

前と言ってることが違うって?
全然変わらないってば。

言い方が違うだけ。

治療を受けよう。今すぐ受けよう。すぐに受けよう

境界性パーソナリティ障害当事者だから庇うというわけではなく、
私は境界性パーソナリティ障害当事者が悪いのではなく、そしてそれに付き合う人が悪いのでもないと思います。

というか、悪いとか悪くないとかそういう問題じゃないです。

だからこそ、治療して治して、大切な人と幸せになってほしい。

  • 治療を受ける。
  • カウンセリングを受ける。
  • 薬を飲む。
  • 自分の行動を記録する(客観的に見る)

結局、治療するしかない。

岡田先生によれば、大体多くの人が6年くらいで改善するそう。

6年ですよ、6年!

これは長期戦ですね…

しかも、何かのきっかけでニョキっと悪魔が復活し(ゾンビのようだ)
心をさまよい始めるかもしれません。

理不尽な、厄介な、苦しい、病気です。

「メンヘラ」は大病です。

森雨

 

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