こんにちは、森雨です。
毒親育ちであれば、(自覚がある人なら特に)少なからず結婚することに躊躇したんじゃないかと思います。
当然、毒親育ち&境界性パーソナリティー障害&愛着障害の私もその中の一人です。
今回は私の夫への異常な愛情(博士じゃない…)をまとめておきます。
どうか失笑してください…(-_-;)
目次
死ぬほど重い女
夫は今年で7年の付き合いになります。
数えてみるとまだたったの7年なんだ、と思いますが、今まで本当に色々あったので実感としてはもっと長く感じてしまいます。
私は普通の彼女じゃありませんでした。
今思うと私は、相当重い女だったんじゃないかと思います。
常に、
「ねえ、私のこと愛してる?」
「ね、私のこと好き?」
「好きだよ」「もちろん愛してるよ」という言葉をもらうために毎日聞き続けました。
そして、毎日のように身体を求め、常にべったりと体を寄せ合っていました。
子どものような言葉遣いをし、彼が実家に帰ろうとすると
(私は1人暮らし、夫は実家暮らしだった)
「私を置いていくなら、もう別れる」
「私を裏切るなら、もう死ぬ」
と脅しまくり。
おかげで、付き合ってすぐに半同棲状態になりました。
彼は優しく、怒鳴ったり、嫌がったりすることはほとんどなかったので私は図に乗り、さらに要求はエスカレート。
彼を殴ったり、蹴ったりしました。
ええ、DVですよね。
彼が怒ったり、嫌がったりすると
「私を愛してない」と怒りました。
私の異常な恋愛
「雨は愛を勘違いしてる」
ある日、彼はそう言いました。
私「嘘。知ってるよ。知らないのはあんた!」
彼「いや、知らないんだよ」
私は夫に親の話をしたことはありませんでした。
ただ、笑って「ひどいよね~でもそういう親だから!」と言うだけ。
そのころはまだ親に依存していて、毎晩母親に電話していました。
あったこととか、買ったものとか、毎日事細かく伝えていましたね。
彼は私に異常がある、変わっている、ということを知っていましたがずっと付き合ってくれていました。
私は何かあるとすぐに、
「私のことが嫌なら別れれば!?」
ばかり言っていました……。
自分でも変だって気づいている
そんな風に異常な感じでしたが、自分でも「何言ってんだろう」ってずーっと思っていました。
しかし、
変なこと言ってる、
ヤバいこと言ってる、
私マジうざいなぁ…
こういう負の感情が余計に私の異常な「愛情」を加速させました。
自分に対して「優しい」っていう状態が愛着障害を抱える人にとっては信じられないんですよね。
無意識に、
「どうせ裏切られる」
「どうせ私のこと嫌う」
「どうせ私のこと見下してるんでしょ?」
って常に根底にあるので、
「私のこと愛してる?愛してる?愛してる?!」
って聞きまくったり、
ちょっと喧嘩しただけで、
「もう別れる!」
と言って相手を試します。
私自身、夫に「僕のこと試してるよね?それやめて」
と何度言われたかわかりません。
しかし、そう言われても愛着障害(ボーダー含め)の人は恋人を『試す』ことをやめることができません。
言及されると落ち込んで「もうダメだ、死ねって言われた…」という被害妄想を爆発させるだけです。
だからハッキリ言って、愛着障害(もしくはボーダー)の人にダメ出しすることは逆効果なんです。
DVに耐える夫とそのことが嬉しい私
私のような、愛着障害の不安型と言われる人は恋人と依存関係に陥りがちです。
ていうか、ほぼ100%相手に依存してしまいます。
そのことに関しては、以前にも紹介している『愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)』という本にも詳しく書かれています。
不安型の人(特に女性)は、とにかく認めてほしい、という欲求と、
「裏切られたくない」「見捨てられたくない」という気持ちが
強いために、わざと相手を試すような言動をしてしまいます。
しかし、普通そのような言動を繰り返すとどんなに愛情深い人であれ離れていって当然です。
いくら相思相愛になって付き合い始めた二人であっても、相手が重すぎて離れていくのは止められません。
しかし、私の場合夫が大変に!根気強い人であったために、エスカレートしていく私の言動にも耐えてくれていました。
一方、私は夫がひどい言動にも耐え、苦しんでいることに愛情を感じていました。
同じ船に乗ったがために、一緒に沈むっていう感じです。
夫は愛情たっぷりの普通の家庭で育った人だったので私の気持ちや言動に常に困惑し、なおかつ常に私が自殺するかもしれないという不安感に常にさいなまれていました。
ほんと、迷惑かけたなと思います。。
愛情が何だかわからない
「愛情」が結局どんなものかもわからないのに、「愛情」を受けようとしても無駄だと気づくのに時間がかかりました。
私の求める「愛情」は、健全な家庭で育ってきた夫の「愛情」とは別物でした。
私の命令通りなんでもする、何でも買ってあげる、寂しければ(どんな時でも)抱いてあげる。
そんな私に都合の良い愛情だけが私にとっての愛情でした。
親の顔色を過剰にうかがってばかりいた人間にとっては自分の悪いところや嫌なところを認めてくれる人が存在することが信じられないくらいうれしすぎてしまうんですよね。。
でも、それは結局愛情を勘違いしている、はき違えていることには違いないんです。
私はただ、子どものころの欲求不満を夫にぶつけていただけなんです。
子どもの時に消化できなかった感情を夫に吐き続けていただけなんです。
いわゆる、ゲロです。
汚物でした。
繰り返しますが、ボーダーや愛着障害の人の多くは自分が
「なんかおかしい…」
というのに気づいています。
だから、一方的にキレたりしてしまった後に死ぬほど反省しますし、自己嫌悪にも陥ります。
大人なのに子どもみたいに泣きつくのは恥ずかしい。
わざと嫌われるようなことをしている。このままだと彼は離れてしまう。
わかってるからどうにかしたいけど、一度あふれ出した『子ども』を抑えるのは本当に大変なんです。
でも、どうにかして抑えないといけませんよね。
彼は親ではない。
夫は親ではない。
私も今までいろいろと改善策を練ってきました。
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