こんにちは、森雨です。
お子さんがおられるお母さんなら心当たりがあるでしょうが、よそのお母さんの言動って案外気になるものですよね。
自分の子にどんなこと言ってるのか、してるのか。
どんな風に叱ってるのか、褒めてるのか。
私も保育園に通う息子(4歳)がいるので、よそのお母さんの子どもに対する言動がとっても気になります。
多くの場合、感心することが多いです。
(ほー、そこで叱らずにああいう風に言うんだ)
(ああ言えば本人の気持ちもくみ取れるよね、なるほど)
お母さんによって(そんなことで叱るんだ!?)ということもあるし、(おいおい、そこは注意してくれよ)と思う事もままあるわけです。
まあそれぞれの家庭の子育て事情はしらないし、その家その家でやり方があるので一概にどうとはいえません。だから別に批判するつもりもないんです。
でも、その中でも気になる言動をするお母さんがいまして。
目次
子どもをけなしてけなして、けなしまくる人
あなたの周りにももしかしたらいるかもしれないんですが、
子どもをけなす人っていません…?
例えば、突然「うちの子、体操が全然ダメでなんです」と言ってくる人。
「本当にハサミの使い方がなってないんです!」
「親の言うことも聞かないし、あの子はホントだめ!」
「○○君なんかはもうひらがな読めるのに、うちの子は教えても全然覚えない。馬鹿!」
などなど、もう突然めちゃくちゃに自分の子をdisってくる人。
初めは私も「あー、うちもまだできませんよ!」なんて言って答えてたんですが、あまりにも毎回そういうことを言ってくるのでだんだん苦痛になってきて「…ハイ」と弱々しい返事するのも大変になってくる。
(自分の子をそんな風に言わなくても…可哀想じゃん)と疲れるんです。
でも、冷静に考えると彼女(そのお母さん)は「うちの子もそうですよ」という言葉を聞いて安心したいだけなんだろうなーとも思う。
だから「あー、そういうもんですよね」「うちも出来ませんよー(^^)」とサラッと返していたんですが、何かこれでいいのかどうなのか、と。
第一、私は自分の子が出来ないことがあっても長い目で見る宣言をしたのにこういう風に心乱されるのはとてーも不愉快。
だからと言って無視して距離を置くにはちょっと厳しい(事情があって必ず顔を合わせて話すことになる)
というわけで、このお母さんが何を考えているのかを真剣に考えてみました。
どうか(余裕があれば)聞いてください。
【考察①】子育ての悩みを誰かに聞いてほしい
まず考えたのは、子育ての悩みを話す相手がいないのではないか?ということ。
彼女(しつこいようだけどそのお母さんのこと)は夫や実母や友達にも話せない子どもの悩みを私に聞いてほしいのではないかと思うんです。
ご主人の話を聞いてみると「夫は子どもと遊ぶタイプじゃない」と言って諦めている風。
育児に夫が無関心。
これは要因の一つにありそうでした。
そんで、近場にいて気の弱そうな私を捕まえて遠回しに愚痴っているんですねわかります。
【考察②】うちの子が良い子だと認めてほしい!
次に考えたのが、私に、
「そんなことないですよ~。○○君(お子さんの名前)はいい子ですよ!」とか言ってほしいのかな、と思ったんです。
自分の子がデキる子だという自信がなくて、認めてほしくてそういうことを言いまくるのかな?と。
試しに言ってみました。
よそのママ「うちの子って本当に駄目で~馬鹿で~何にもできないんですよ!」
私「へー、でも○○君っていい子ですよね!優しいし!」
よそのママ「全然ですよー。優しくないんです。昨日も私を叩いたりして…」
私「いや、でも○○君ほんといい子だと思いますよ…」
よそのママ「いやいやいや!いい子とか言ってもらう資格とかないんで!」
私「…あ、そうスカ」
よそのママ「……」
あんまりdisロードが長いんで…つい引き返しちゃって…すみません。。
せっかく私が貼ってあげた「いい子」シールを片っ端から剥がすんだもん…キリないよ…
【考察③】子育て頑張っているって言ってほしい説
まあ、確実なのはその子どもの問題ではないってことですよね。
もしかしたら彼女は毒親育ちで自己肯定感がとても低くて、頑張りすぎてしまってて周囲にSOSを出しているっていうこと。
彼女は子どもの躾にも厳しいんですが(聞いてると辛いくらい)それも自分自身を癒せないから子どもにも色々と強いてしまうのかもしれませんよね。
どこかのデキる誰かと同じように出来なくてはいけない、と子どもに強いることは自分自身が他のデキるママに対し劣等感を感じているということだと思うのです。
というわけで、言ってみました。
私「いやでも…○○(苗字)さんって本当に頑張って子育てされてますよね。見習いたいです!」
よそのママ「いや私本当に頑張ってないですよ?!夕飯だっておばあちゃん(実家母)に頼ってるし!」
私「いやいや、それでも躾にそこまで厳しくできるっていうのは、ねえ? 子どもなんて放任が一番楽ですよ。きちんと見てるってことですよ」
よそのママ「いやほんと…私なんて子どもほったらかしだしー……」
なんとなくビンゴ!感がします。
これが正解か不正解かはともかく、一応こういうことを言うとdisロードは終点を迎えたのでホッとしました。
家事育児って一番認められにくい仕事だと思うの
このお母さんだけでなく、家事育児が認められないことで疲弊し、子どもに当たっている人は多いと思うんです。
毎日毎日せっせと子どもを育てても、当たり前だと思われているので誰からも認められない。
その上、幼稚園や保育園に行くようになると自分の子よりデキる子がたくさんいてつい比べてしまう。
「どうして私はこんなに必死に育ててるのに、子どもはそれに応えてくれないの?!」
と、つい成果主義に走ってしまう。
『出来ること』ってすごーくわかりやすいですよね。
ひらがなだけでなく、例えばなわ跳びとか走るのが早いとか、踊れるとかピアノが弾けるとか!
よその子を比べるとつい「自分の頑張りが足りないんじゃ…」と思ってしまう。
きっとそのお母さんもそういう心のクセがあるのかもしれません。
小さい頃に「~も出来ないなんて、ダメな子ね!」とありのままの自分を認めてもらえなかったために、未だにそれが尾を引いているのかもしれない。
どちらにしろ、子どもは可哀想ですよね。
よその人の前で「お前は出来ない子」と言われ続けるわけですから。
別にできないワケじゃないとしても、何となく「僕はダメなんだ…」という気になるものです。自信が無くなって、つい他の子に嫉妬して意地悪することも出てくるかもしれない。
まず無理にでも子どもの承認欲求を満たしてやり、自己肯定感を持たせてやらないと出来ることも出来るようにはならない。
毒親育ちの私もよく「うちの子はダメ―」っていう感じでしたが、親のそういう反応に子どもは深く傷つきます。
信頼されてないと感じるし、出来ないなら初めからやりたくない!という発想になって、結果的にチャレンジ精神どころか生きる気力さえも失う一生を送るはめになるんですよ…。本当です。
子どもを承認欲求の材料にしてはいけない、と自戒もこめてそう思います。
ちなみに、彼女のそのお子さんはとてもいい子で、うちの子に本当に優しくしてくれるんですよ。
その子をかばって「でも、いい子じゃないですか…○○クン…」という声は毎回上げていこうと思います。。
森雨でした。
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