夫と結婚して数年たちます。
その間夫の実家(義実家)とうちの家族は全く会ったりしていません。
結婚式の前に義両親が実家に会いに行って数分(行くまでに数時間かかってる)
ちょろっと挨拶しただけでそれ以来顔どころか話もほとんどしていません。
お歳暮だけはきっちり贈ってくるということで、
毎回「実家からハム頂いたよ」と言われます。
もちろん義実家はお返ししてくれているようです。
私は両親とは絶縁状態ですが、遠方に住む父方の祖母とは連絡を取り合ったりしているので、
(祖母は独居老人)敬老の日なんかに菓子折りなんかを贈ってくれています。
「おばあちゃん元気?」
と姑はいつも気遣ってくれています。
目次
毒親育ちはきちんと自分の親が毒親だということを相手親に伝えておく。
私は毒親を結婚式には呼ばない、と決めていたのでちゃんと義両親にはそう言いました。
「自分の口からちゃんと言わなきゃ」と思いつつ、いざとなったら申し訳なさと情けなさでなかなか言いにくかったです。
そしてきちんと説明するためには自分の過去も洗いざらい言わなければなりませんでした。
私「小さいときから、ちょっと両親とはあまり・・・実はちょっと虐待のようなことも・・・」
義父「え?どういうこと?」
私「あのぎゃ、虐・・・」
義父は「まあ、色々とあるよね!若いと」という感じで初め本気に取り合ってくれませんでした。
これはよくある話なんですが、たいてい親世代の人に毒親の話をすると、深刻な親子喧嘩だとしか受け入れられません。
要するに毒親と同じ反応です。「まあ親っていうのは鬱陶しいもんだよね★」みたいな。
父の受け答えにイラついた夫が「虐待されてたって言ってるだろ!ちゃんと聞けよ」と怒り。
そこで姑が「まあ、普通じゃないよね。言っちゃ悪いけど……」と加勢してくれました。
事前に母が姑に「結婚させないようにしてください!」と手紙を送り付けていたのが効いてたようです。
姑と夫のおかげでなんとか義父を説得することができ、なんとか結婚式もあげることができました。
(義父は挨拶に行った後私に「普通のお父さんだったよ☆」と報告してくれました。笑)
もしあなたが毒親育ちで、「結婚したいけど毒親とは交流したくない」とお思いなら、
結婚前に勇気をもって自分がどれだけ嫌な思いをしてきたか、ということを義実家に訴えておいてください。
辛いことですが、それからの何十年を考えると絶対に必要なことです。
今、義実家はどう思っているんだろう??→正直私にはわからない。笑
義両親がうちの実家に挨拶に行ってくれたとき、
姑ははっきり「結婚式は出席していただかなくて結構です」
と言ったそうです。
この間父と会ったときに
「あんなこと言われたら結婚式行けない。普通は『出てください』って頭下げるところだろ! あの○○家(義実家)の人間が諸悪の根源だ」とのたまわっていました。
本当かどうかわかりませんが、義実家に私たちの意志がしっかり伝わっていたのは確かのようです。
まあ姑は結構めんどくさがり屋なところもあって、考えるのが面倒だったというのはあると思いますが、
(争いを好まない・お節介でもない)何も言わずに嫁として迎えてくれたのは本当に本当に感謝しています。
そして冗談ではなく、私は実母の何倍も義母のほうが好きです。
だからこそ、結婚式で相手親がいないような娘と結婚させて(しかも夫は長男)、きっと親戚縁者から
「あれ?向こうの親は?」と何度も聞かれただろうに・・・私の勝手で申し訳なかったなと今思います。
義親孝行しなければ・・・。
いい嫁(婿)でいようとするとしんどいから、ほどほどにね。
これから結婚する(もしくは結婚している)毒親育ちの人に言いたいことは、
とにかく義実家で頑張らないこと。
毒親育ちの人は人に過度に気を遣ったり、どうにかして愛されようと頑張りまくってしまいがち。
息が続かないのに、ずっと泳ぎ続けようとします。
そして、冷たいようですがどれだけ頑張っても義実家は義実家。
あなたが幼いころから求め続けている実家のぬくもりは得られません。
相手にそれを求めれば求めるほど、辛い思いをします。
誰もあなたのお母さんにはなれない。
夫も姑も同じ。
悲しいけど、私は実感としてそう思います。
私が結婚した理由の一つに、家族が欲しかったというのがあります。
自分自身の家族に絶望していたからこそ、私は今の義実家がすごく好きです。
結婚ていいと思いますよ。
私は毒親育ちの人にほど、結婚してほしい。
森雨でした。
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