毒親育ちが「完ぺきな親なんていない」という言葉の意味について考えてみる。

毒親について
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こんにちは。
森雨です、ご機嫌いかがですか?

最近私の息子への言動が普通かどうか不安になったので
夫に聞いたら「普通じゃない?」って反応でむしろ
(なんでそんなこと聞くの?怖いわ)くらいだったので、

まあ、いっか。
私は私らしく子育てしようと肩の力を
より一層抜きました。

子育てと言えば、

子どもを産んでから「完璧な親なんていない」という
言葉の意味について時々考えるようになりました。

ふと、子どもをきつく叱りつけてしまった後に
(完璧な親なんていない)
と無意識にそんな言葉が浮かび、

しばらくして、
「『完璧な親なんていない』ってむちゃくちゃ無責任じゃない?
いや…でも……」

とうんうん唸って考えるようになりました。

『完璧な親なんていない』

この言葉、あなたはどう思いますか?

目次

『完璧な親なんていない』?

完璧な親なんていない、っていう言葉を初めて聞いたのは
毒親の口からだったような気がします。

「お母さんだって完璧じゃないんやからね!」

「完璧な親なんておらんのやからね!」

そらそうだ、と妙に納得しました。

「完璧な親なんていない。誰しも欠点がある」

……この違和感は何だろう?

そして妙にイラッとするのはどうしてだろう?

『完璧な親なんていない』という言葉を使うなら

イラッとする理由はあれです。

この言葉の意味を親が本当にわかっていないからです。

『完璧な親はいない』
こう言うことで、(私は悪くないのよ?完ぺきじゃないんだから!)と
開き直っているように聞こえるのです。

完璧な親なんていない、
完璧な人間なんていない、なんてことは百も承知なんですよ。

でも、物事をごまかしていいというわけではない。

例えば、子どもを虐待し、愛着障害になるほど傷つけても、

「完璧な親なんていないの!」

と言われたらどんな気持ちですか?

「はあ?」

って感じですよね。笑

つまり、

完璧な親なんていない、というのは子ども側が自分を
癒すために使う言葉であって、

親が使う言葉じゃないんです。

『完璧な親なんていない』本当に意味分かっているの?

完璧な親なんていない!

でも、この言葉を使う親が、本当の意味が分かっているのなら、
私は絶縁なんてしなくてよかったんじゃないかと思うんですよ。

なぜなら、本当に自分が完ぺきな親じゃないと感じているのなら、

「本当にごめんなさい」

という心からの謝罪の言葉が出るはずだと思うんです。

「本当にごめんなさい。
あなたを傷つけてしまったこと、謝っても謝り切れない。
もっとあなたを大事にするべきだった。
私は間違っていました。ごめんなさい」

こんな風にね。

プライドが高く、根拠のない自信があるのが毒親

どの毒親もそうなんですけど、
自分にものすごく自信があるんです。

全く根拠がないのに、

「俺は子育てに成功した!」
「私は完璧に子どもを育て上げた!」

って思い込んでいるんですよ。

でもこれって、自信がないことの裏返しなんですけどね。
他のことでよほど自信が無いんでしょうね。

私が親と絶縁した理由の一つが、親が自分に甘すぎる点なんですよ。

自分のしたことが認められない。

だから、謝れない。

怒鳴ったり、さげすんだり、泣いたり、暴力をふるったりしてごまかすだけ。

人間としての魅力が何一つないんです。

いくつになっても人間は成長出来るものなのに、
周囲に(しかも子どもに)甘えすぎて満足しているような人間とは
たとえ親であっても関わりたくありません。

そんなことで短い人生無駄に過ごしたくありません。

完璧な親ではない私は、子どもに謝れる親になった

当然謝れば何をしてもいい、というわけではないですが、

私は自他共に認める『完璧でない親』なので、
うっかり子どもに理不尽に当たってしまったときなんかは
後で子どもに謝ります。

たとえ2歳の子であってもです。

謝る、という行為は相手を尊重しているという証です。
相手に不快な思いをさせたら、謝るのは人として当然のことなんです。

そう考えると、子どもに対して謝れない親は、
子どものことを人間だと思っていないんですね。

傷つけても、痛めつけても、親が子どもにしたことだから許される。

後で子どもがいくら「辛かった!」と言ってもお構いなし。

そんな人間の近くにいたいと思いますか?
私は嫌です。

ちなみに、以前父と対決した時に父には謝ってもらいました。

そのとき父はいかにもプライドが傷ついたというように
「ハイ、親が子どもに謝りましたよ!」と余計な一言を言いました。

正直、謝ってもらっても許す許さないという気持ちではなかったのですが、
その一言を聞いて、

(こういう人間とはもう二度と話したくないな)

と思いました。

そして、それ以来連絡を一切絶っています。
これからも付き合うつもりはありません。

繰り返しますが、

自分のことを尊重してくれない人間とは付き合う必要はないし、
そんな人間の近くにいることにより多くの「尊重してくれる人との出会い」を
自分から遠ざけていることになるんです。

そのことを深く自覚しましょう。

森雨でした。

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