【祖母の支配】母と対等に話せるようには祖母の存在がとても邪魔なのである。

祖母の支配
祖母はいつも『吉兆の女将状態』
毒親について
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こんにちは、森雨です。

今回はあなたの祖母の話をします。

あなたはお祖母ちゃんが好きですか?

カウンセリングをしていると、お祖母ちゃんが大好き、唯一の理解者だったという人もいるにはいますが、

どちらかというと多いのが、

「祖母がものすごく苦手」
「祖母に幼い頃にひどいことを言われた…今でも嫌い」

という人も結構いるんですよ。

おばあちゃんというと、母方・父方といます。

関りが濃厚なのは、どちらかというと母方なんです。

母親だけでもキツイのに、祖母までアレだともう地獄ですよね。苦笑

今回はなぜ祖母が苦手なのか。

祖母と母親の関係から見る、親子関係を一緒に考えてみたいと思います。

祖母が嫌い?いいえ、存在が苦手なんです

お祖母ちゃん、ということはきっと高齢(70代くらいから)だと思うんですが、
高齢のお祖母ちゃんってめちゃくちゃ元気ですよね。

うちの祖母もすでに80代後半なんですが、ボケてもおらずピンピンしてますよ。
祖父はどちらも亡くなったのに(だから?)、病気一つしません。笑

絶縁した祖母は、未だに若干震える文字で親不幸についてとくとくと説いた手紙を年に一度くらい下さいます。

「雨ちゃんは、お母さんの、苦労を、知らないので、きっと、(息子)君を生んで知るでしょう。」

みたいなやつです。
薄い紙に書いて送ってくれるんですよね。かしこ。

うちの祖母(母方)は今でも60代後半の母の手綱をしっかり握っており、電話がよく来ていたときは完全に『船場吉兆の女将』でした。笑
今思うと笑っちゃうんですが、当時は祖母の絶対的な存在感がすごかった。祖母の言うことは絶対でした。

祖母「雨ちゃん、親というものはね、何にも代えがたく、ありがたいものなのよ」
母「そうよ、ありがたいものなのよ」

祖母「雨ちゃん、とにかくね、あなたは商売に向いているから、商学部に行きなさい」
母「そうよ、商学部よ」

という感じで、もう母が言っているのか祖母が言っているのか訳がわかんない状態でした。

喋り方は分かる人にはわかると思うんですが、料理研究家の鈴木登紀子さんで再生してください。
うちの母はフランケンシュタイン(本物)で。

「親孝行」し続ける母

祖母の支配

祖母はいつも『吉兆の女将状態』

母はあまり物事を深く考えるタイプの人ではなく、難しいことを考えるとパニックになる人でした。
いつも自ら決定権を持たず、いつも夫や母親の価値観や言動に従って生きていました。

私はそんな母を半ば馬鹿にして、軽蔑すらしていた気がします。

しかし、絶縁してカウンセラーになった今考えると母が愚かだったんじゃなくて祖母の近くにいるとその方法でしか生きられなかったのでは?とも思っています。

祖母は祖父の起こした会社を必死で守って縁の下の力持ちで働きまくった人で、母に見合いを勧めて相手を決めたのも(たぶん)祖母。
祖父は会社の傍ら、結構遊びに忙しい人だったので、祖母一人で必死で家庭と職場を支えていたんですね。

母は「私が子どもの頃、おばあちゃんが夜中に泣いてお酒を飲んでいるのを何度か見た」と言っていました。

母は苦労してきたからこそ祖母に逆らえなかった母。

母が何も物言わぬ「しっかりとした娘」に仕上がったのを見て養育大成功をおさめた祖母。

「親の言うことを聞くのは当たり前」
「親がいるのはありがたいこと」

自分の子どもを含め、人生にまつわるすべてのことを祖母に従い続ける母と祖母の充足感は周囲を少しずつ窮屈なものにしていきました。

祖母の母とその夫たち

祖母の支配がだんだん強大になっていく原因として、その夫たちの存在があります。

祖父は会社を立ち上げましたが家庭は顧みず、毎晩午前様。
子どもや家庭だけでなく、住み込みで働く従業員の世話まですべて祖母がしていました。

貧乏から抜け出すと、今度は祖父はゴルフにいそしみ、祖母は80になるまで仕事と家庭を両立し続けたんです。

うちの実家も祖母の家もとにかく亭主関白の家庭で、何かって言うと「お父さんに聞きなさい」という感じ。
本当は妻たちに決定権のあるのを知っていて、あえて夫に子どもを従えさせたポーズを取っていたような気がします。

夫たちは夫たちで、妻子を従えているという感覚は持って自信を持っていました。
「男はかんたんに頭を下げちゃダメ」といって、お礼や謝罪など大事な時は母や祖母が出るようにしていたがために夫たちのプライドはうなぎ登り。

「誰が食わせてやってると思ってる」

父や祖父は完全に家父長制の神輿の上にあぐらをかいている状態だったんですね。
だからこそ、男たちは私たち毒親育ちが家を出た理由はわからないんです。

自分の人生を否定されたくない祖母

祖母は早い話、自分の人生を「大成功」だと思いたいんです。

だから、母に自分のイメージ通りの人生を歩ませた。

「私たちは『正しい』人生を歩んできた。あんたもそうしなさい」という。

しかし、その自信の裏には自責の念や後悔が山積みなんです。
つらかったことや悲しかったことを消化しきれずに、相手を支配することでその想いを払拭しようとしている。

祖母は母を使って自分の人生をやり直し、母は私を使って自分の人生をやり直ししようとしたんだと今ならわかります。

だから私はいち早く危険を感じて脱出したんです。
祖母や母と戦うより、逃げる方が早いと思ったからね。

祖母がいなくならない限り、母とは話せない

子どもの頃から母と祖母はセットで、私は別に祖母も母も嫌いではなかったんですけど今はもう祖母と母が苦手ですね。

二人セットだと強敵すぎるんですよ。笑

一対一だとなんとかいける気もしますが、そうはならない。
絶対私と戦うために一致団結して来るから。

相手も自分を守るために本気なんです。
だから、私も自分を守るために逃げ隠れしています。

もし、今度母と落ち着いて普通に話せるときが来るとしたら、祖母が亡き後です。
そのとき話すのは抜け殻のようになった母か、もしくは重荷が取れてイキイキとした母か、それともそれはもうすでに祖母の顔か。

どれでしょうかね。

森雨でした。

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