金銭的余裕があるかないかで子育て中の母親のメンタルは著しく左右されるのだという話

子育てにはお金がかかる、本当の理由
考えたこと
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こんにちは、お久しぶりです。森雨です。

前回の記事から5ヶ月くらい経ちました。お待たせしました。
本当はもっと早く書くつもりでいたんですが、もう「マジ?赤ん坊ってこんな泣くものだったっけ?」というくらいの時間の取れなささ…。

正直忘れていました。この感覚。

赤ちゃんってホント―に大変なんだってばよ…!

第二子だからと噂を信じてヨユーぶっこいてたら、

  • 第二子以降は出産楽☚大ウソ。同じくらいの時間かかったし、出血で緊急搬送された
  • 第二子は大人しい。空気読む☚ウソ。めちゃくちゃ泣く。泣き声大きすぎる
  • 第二子は可愛い☚本当。

という感じで、もう本当に誰なの?2人目からは楽に産めるとか言った人!あんただけだよ!!

そして時間取られる取られる。

赤ちゃんいたら自分のこと何もできないのが普通なんですねっていうのが体感できる。笑

ユーキャンかどっかが「カシコイママは育休中に資格とっちゃう☆」とかふざけたこと言ってて炎上してたけど置くと泣く、パイくわえてないと黙らない赤ん坊を抱えて家事もままならないのに資格なんて取れるわけがないんだよ。

本すらなかなか開けないんだから!

こうしてこそこそ夜中にパソコン開くので精一杯なんだから!

目次

【今更だけど】子どもを育てるということは超大変

以前Twitterで「保育園に通わせといてジジババを使うなんて…」という旨のツイートを見ました。真意は別にあるのかもしれないけど「働くことで『自己実現』とか言いながら周囲の力を借りるのは良くない!」という感じで読んだ時(あ、また味方同士で対立しようとしてる)という既視感がありました。

以前も記事にしたんですが(【劣等感?】働くママと専業ママが分かり合えないのはなぜなのか【羨ましい?】)この働くお母さんと専業お母さんが肩を並べずに向かい合ってにらみ合ってしまっている状況というのは今に始まった話ではないですよね。

蓋を開けるとどちらも「子育てしんどいよー自分の時間全然取れないよー休みたいよー!」という叫びがあるんですけどどうもぱっと見のイメージだけで戦ってしまう。両者内心わかっているんだけどどうしてもイラついてしまう。。

両者に色々と事情があるのは以前の記事に書いたのでそこは省略しますが、根本的な原因として

「子育ては(どんな状況下であれ)超多忙である」

ということがあると思います。

子育てを楽しもう♪となんてとても思えないときがある

華々しい子育て生活。

夢にまでみた赤ちゃん。

子どもとの生活は幸せそのものである。幸せとは子育てである。

「幸せになりたいなら子どもを産んで育てよう!」

愛する人と結婚して「ほっぷ・すてっぷ・じゃ~んぷ♪」幸せに梯子をかけて笑顔で上っていったはずなのに。自分で選択して死に物狂いで産んだはずなのに。

どうして子育てが楽しめないんですかねぇ…?

私は今まで「子育てが辛い」と言う母親に対しネットで「母親になるべき人間じゃない」とか「育てられないなら産むな」とかまあ何かにつけて色々おせっかいな(暇な)人たちが色々言ってるのを見ました。

(子育てしんどい連盟代表(仮)の私は鼻で笑ってそっ閉じ……)

子育ては楽しいですよ。子育ては楽しい。子どもと過ごす時間は貴重で今だけの可愛さを精一杯楽しんでいます。これは本当です。子どもは可愛いです。

でも子育てはしんどいんです。365日子どものわがままに付き合い、ちょっとした自由(お茶を飲むとかトイレ行くとか)も阻止され、体力の限界まで働き、料理を作り、掃除をし、授乳する。

肩が凝っている。常に寝不足である。イライラもする。そして怠い。

自分を労わる余裕がないんですもん。「子育て楽し♪」とは思えないときがあって当然ですよね。可愛いと思えない時だってある。

頑張っててもそれが自分の子である以上子育ては当たり前だしね。ハイ…。

使えるものは何でも使え!というのは子育ての鉄則ではある

私は『苦労とは美徳』なんていう時代遅れの声は無視して、そんな過酷な環境の子育てに使えるものはなんでも使いたいと思っています。

子ども1人でも当然。2人ならなおのこと。それ以上なら絶対に。

子育て中は、それが保育園だろうが、幼稚園(延長あり)であろうが、ファミサポであろうが、病児保育だろうが、義理の親であろうが、食洗器であろうが、ルンバであろうがなんでもフル活用せにゃ!と思っています。

もっと言うと、

レトルトだろうが冷凍だろうが粉ミルクであろうがデリバリーであろうが使いたいものは何でも使うべし!と思っています。

そういえば以前支援センターで赤ちゃん抱っこしたお母さんに「離乳食、、なかなか食べてくれなくて」と相談を受けたんで「ああ、市販のパウチの離乳食にあげるといいですよ。味に変化があってよく食べるんで!」とすすめると「え…、それはちょっと」と苦笑いされたことがあります。笑

【金銭的余裕?】現代の子育てがしんどい本当の原因

でもまあ、私も周囲に子どもを預けて出かけたりすると(なんか悪いなー)という罪悪感はあります。それに、うちはルンバも食洗器もないんですよ。

デリバリーも月1回するかどうか?ってところだし、外食も二人目が生まれてめっきり減りました。
仕事から帰った夫に皿洗いさせるのは悪いので自分でさっさとやっちゃうし、家にいるので食事はしっかり作ります。。疲れてても。

正直言うと「金銭的な余裕があるわけではないから」というのもあります。

どれだけ疲れていても、もったいねーもったいねーとついケチって自分で自分の首をしめちゃうんですよね。。

そこでさっきの話にもどるんですが「実家に預けたり保育園に預けて働くママずるい」というお母さんって「家事育児を休むことに罪悪感を覚えている+金銭的余裕がない」んだと思うんですよ。

私は(なぜか)高級住宅街の近くに住んでいるんで、お金持ちそうなママたちによく遭遇するんですが、それはそれは楽しそうに子育てされていますよ。昼間の公園でも実に楽しそうですよ。

年収数千万の夫を持ち、かつ資産家の家庭の奥様が「保育園と実母羨ましい」とはあまりならないと思います。疲れたらベビーシッターもしくは民間の一時保育(それも高いやつ)に預けてリフレッシュすればいいですし、美容室やエステやネイルサロンにも通えます。月数回お掃除代行に依頼したりも出来るし、デリバリーも外食も野菜中心の安全なものをチョイスできます。

何が言いたいかというと、現代の子育て環境において金銭的余裕があるかないかでその母親のメンタルは大きく左右されるんだということです。

僻んでいると思われたくないのであまり口に出したくはないんですが、現代の子育て環境(実家に頼れない・共働き)において家事育児に使えるお金があるかないかというのはものすごくネックになってきます。

例えば夫が年収200万~300万である家庭の奥さんはいくら夫が多忙でもベビーシッターは雇えません。一番安いファミサポ(1時間800円くらい)もお金のことを考えると極力使いたくないでしょう。自分も生活の為に働かなくては、となったときに保育所には入れない。そうなると頼れるのは自分だけです。

お金がすべてだとは言いたくないですが、お金がないと子育てはツラいんです。これが現実だと思います。

子育て世代みんなに良い子育て環境を

子育ての環境はもしかしたら30年ほど変わっていないのかもしれません。
そのころから、親にも夫にも頼れないというお母さんはいたでしょう。

しかし、あのころより間違いなく悪くなっているのは、社会経済です。世界的に見ても日本の賃金は低いんです。長時間労働の上に賃金が低い。そのうえ物価が上がっていて、生活の質は間違いなく悪くなっています。

生活が苦しいから、働きに出たい。
しかし、保育園が足りない。働けなくて金銭的にきついから家事育児にお金をかけられない。

誰が甘えているとか、楽しているとかではなく「保育園に通わせているママずるい」と思わせる社会が悪いんです。

年収や仕事に関係なく、子育て世代には経済的に余裕のある環境を提供しなくては少子化どころか虐待も増える一方だと思っています。

ちなみに少子化が進めば、税金も取れなくなるし地方では過疎化で街がなくなる。税金がとれなくて地方が死ぬとなると超高齢化社会では致命傷です。医師不足の上に医療費負担がどんどん大きくなるんですから。

子どもは国の宝ですよ。子どもがいないと国は滅びます…。
本当なら出産費用もチケット制とかでなく、全額国が負担したって将来的に考えれば安いもんなんですよ。

それなのに、「わかった!じゃあ保育園無償化するねっ(^^)/」とか言っている政治家たちは何もわかってないんだよな…答えを見て丸写ししなさいよ…と私はため息をついております。。。

【答え→働き方見直す・実質賃金上げる→保育士の給与上げて保育士増やす→良い保育園増やす】

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