こんにちは、森雨(@moriame25525)です。
ようやくAmazonプライムで「あたしンち」観終わりました!
ということで、今回は
「みんなが知ってるあのアニメの家庭環境について考えてみた」シリーズ第三弾!
今回は「あたしンち」です!
目次
タチバナ家は「どこにでもある幸せな家庭」か?
「あたしンち」タチバナ家の家族構成
- 父・・・おそらくサラリーマン(大分出身)
- 母・・・専業主婦(夫と同郷)
- みかん・・・長女 高校生2年生
- ユズヒコ・・・長男 中学2年生
夫婦2人に子ども2人。
自宅は都内近郊の分譲マンション(最上階)です。
みかんは(おそらく)私立の高校へ。
ユズヒコは公立の中学へ通っています。
今どきお母さんが専業主婦(パート経験も無さそう)ということはお父さんは結構高給取りなんでしょうね……。
「あたしンち」は家庭を持つ人は誰しも感じる「あるある感」やお母さんや家族の面白エピソードがメインのお話になるんですが、私はこの「誰でも共感できる」というのに対してちょっとした日本の家庭の闇を感じます。(大げさか)
【あたしンち】際立つお母さんの理不尽さ!
あたしンちを少しでも観たことある人ならわかると思うんですけど、
あたしンちのお母さんって本当に理不尽なことで怒ったり、怒鳴ったりむちゃくちゃ発言したりするんですよ。
特に感じたのがみかんとユズヒコに対する対応の違い。
娘と息子とでは母親はえこひいきするのは確かにあるある事例なのかもしれませんが、時々見ていて腹立つくらいです。
例えば、夕飯がみかんが干物だったのに対し、ユズヒコはハンバーグ。
これにみかんが怒ったというエピソードがありました。
「もう!なんでユズだけえこひいきすんの?!」とみかんが怒って、「は?何怒ってんの?」という母の反応。
しまいには「欲張りなお姉ちゃんだねぇ、ユーちゃん」と言う始末。
正直これを観て「あはは~、あるあるぅ」って笑っていいものかというのはちょっと悩みます。
あたしンちのお母さんは本当にユズヒコびいきなんです。
それは下の子だから、というのはすでに関係なく「息子だから」なんですよ。
男へのひいきなんです。
関係ないんですが、うちのシュウトメも露骨すぎるくらい露骨に末の息子を贔屓しています。
夫は長男なんですが、夫には多少冷たいくらい。
末の義弟にちょっと引くくらいの甘やかしを施しています。
なので、確かに「あたしンち」のようなえこひいきの光景は上の兄弟にとっては「あるある」なんでしょう。
しかし、これでいいのか?と思います。
こういう態度で傷ついてきた多くの『お姉ちゃん』たちのことを考えると。。
【あたしンち】母『マネー・コンプレックス』っ
「わぁ!!これマネコンじゃん!」と思わず口に出たのが第90話『母、大きめ大きめっ』という話。
最近ユズヒコの成長が著しく、洋服や靴がすぐに小さくなったり、ご飯をよく食べたりするので母が「大きめにしなさい!」ってんで色々趣向を凝らすってな話なんですが……
これが絵にかいたような(実際アニメだけど)「マネー・コンプレックス」の実例になっちゃってるんですよね……
成長期で身長が伸びたりするのを喜んでやるどころか、極端に大きい物を買い与えたり、成長に対してぶちぶち文句を言い続ける母。
そしてついにはユズヒコもぶち切れてしまうんですが、
何で子どもが怒っているのかさっぱり分かっていない母……。
【あたしンち】父の存在っ
あたしンちのお父さんってすごくすごく普通のお父さんなんですよね。
サザエさんの浪平のような父親像がすでに過去のものとして扱われている中で、あのような良いように言うと寡黙な父親、悪く言うと事なかれ主義の父親ですよね。
私の世代から見ると、完全に祖父母世代の父親像なんです。
男は家庭のことに口を出さないもの。
働いてくれている父親をとにかく尊重。
お父さんだけ特別なおかずが出る。
父親は黙ってるだけなのに「ほら、お父さんもそう思ってるよ!」なんてことを妻が(母が)勝手に代弁しちゃう。
お母さんが暴走しても止めずに観察しているだけ。
【気になる】みかんは発達障害かっ?!
時々ブログを通して検索されている方もいるんですが、
「みかんって発達障害っぽいよね!」というのは確かに見てて思いますね。
基本的にボーっとしているところとか。
いつもしみちゃん(親友)の待ち合わせにいつも遅刻するところとか。
子どものころとんでもなくおっちょこちょいだったところとか。
……うむ、つまり私(ADHD)ですな。
ただ、発達障害って本人が困った!というときにはじめて診断してもらうもので、アニメの様子からみかんは特に困ってないので発達障害とは言えないと思います。
診断されるシーンもないし。
第一これアニメだし。笑
毒親かどうかは自分で決めるもの
あたしンちって、著者のけらえいこさんの考える「あるある」なんですよね。
ということは、著者自身の母親もこういうことを言ったり、してたりしたんでしょう。
そういう「よくある」家庭だったということでしょうね。
以前も記事にしたんですが、「○○と言ったら毒親」とか「○○したら毒親」とかっていうのはないんですよね。
このくらいなら「あるある」で済ませられるかな?
このエピソードなら笑えるかな?
というギリギリな線があたしンちのお母さんだと思うんです。
けらえいこさんもきっと「お母さんひどい!」と思ったり、傷ついたことも少なからずあったと思うんですよ。
でも、あえてこういう漫画して
お母さんを客観的に見て一旦離して考えることで
「お母さんってこういうもんよね。お母さんってこういう困ったこと言うけど、お母さんだもんね」
と、初めはムカついたり、恨んだりしても離れて面白がることによって母を愛したんでしょうね。
それも一つの『自立』の方法かと思います。
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以上、森雨でした!
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