こんにちは、森雨です。
つい先日、子どもと同じ月齢の子どもとママ数名とのちょっとしたパーティみたいなものがあったんです。
世間では子どもが2歳~3歳になり、ワシワシ遊ぶようになると
(二人目は?)
と聞きたくてうずうずしているようです。
当然私たち2歳児母たちも一人くらいは妊娠中もしくは2人目を考えていて良さそうなもの。次第にそういう話題にもなるわけですが、
なのに、一人も!一人も!
「2人目を考えられない」という状態のようでした。
目次
「2人目は産めない」は当然かもしれない
どうして考えられないのか?というのを聞いてみると、
B「産後のしんどさがトラウマで考えたくもない」
C「頼れる人が近くにいない」
D「初めから一人っ子予定」
E「2人目は経済的に厳しい」
F「夫が帰るのが遅いし協力出来ないから無理」
とまあ、こういった意見が集まりました。
私のそんなママ友たちは、年齢は30代(平均して35くらい)ほとんどが共働きで、日中子どもは保育園に預けています。
(私と違って)キャリアもあり、職場ではそこそこの地位を獲得しているママたち。仕事の話はあまりしませんが、きっとバリバリ働いて頼りがいのある存在なのでしょう。
一つずつ、詳しく聞いてみることにしました。
【2人目は無理①】「夜の営み(笑)がそもそもない」
セックスレスだという話は本当によく聞きます。
大きな理由は、「疲れる」「したくない」
というこの2つ。
仕事で帰ってきて、ごはん作って子どもを風呂入れて
暴れるのを押さえつけて寝かしつけ…明日も仕事…
という環境では当然セックスにさく時間や体力はない!となっても仕方ないのかもしれません。
妊娠してから全くセックスをしていない。
という人もいました。夫は誘ってくるけど、スルーしているとのこと。
私が「まあそこはグッと我慢して20~30分ほど付き合えば。笑」と言った後でハッとしました。
(第一、この『我慢してセックス』という考え方自体アカンのではないか?)
【2人目は無理②】「産後のしんどさがトラウマで考えたくもない」
これはよくわかります。
ていうか、ほとんどのお母さんが「私も~」となる話。
ようやく2歳まで必死で育てたのに、またイチから妊娠~子育てとなると「もうヤダ」となって当然かもしれません。
出産してすぐに数時間おきの授乳。
寝不足。
孤独。
体力の限界。
頼りにならない夫。
「あんな思いはもうしたくない!」というのも当然です。
特に出産が思い通りにならずに嫌だったという人もいました。
「経膣の予定が、回旋異常で帝王切開に…」
私も促進剤と「あそこグリグリ」+体育会系S看護師のおかげで「もう絶対に次回からはあの病院はイヤ。無痛がいい」と夫に思い出すたびに言っています。
しかし、夫は「あの病院だから1日で産めたんだ」「無痛はデメリットが」などと知ったような口をきいていてマジクソです。「てめえがやってみろ!!」と中指立てる事案です。(思い出し怒りで口が悪くなっています)
『出産トラウマ』というのは実はかなり多く、出産は思いがけないことが起こったり「こんなはずじゃなかった」系のアクシデントが必ず1つは起こります。
「無事に産めたからええやん♪」という周囲の盛り上がりとは裏腹に、出産した本人には一生忘れることが出来ないトラウマとなってしまうのです。。
【2人目は無理③】「頼れる人が近くにいない」
頼れる人が近くにいない…
これ、息子が6カ月の時に市で行われた『プレママ講座』で妊娠中のママの約半数くらいから相談を受けました。(恐れ多くも「先輩ママ」として出席していた)
妊娠中のママさんは異様に暗く、「頼れる人が近くにいないのが不安で不安で…」と小さい声で言っていました。
助産師さんや市の職員たちは、
「ファミサポを利用してくださいね♪」
「困ったときは電話してね♪」
と言って励ましていましたが、ママさんたちの表情が晴れることはありませんでした…。
私も実家には帰れない状態なので、出産のときに多少不安でしたが、義実家の助けもありなんとか二人で乗り切りました。(夫が何かしたかと言えば……だが)
「ファミリーサポート」も使った事が無い人や経済的に厳しいと感じる人は使いずらいだろうし、
何より産後のとっちらかった部屋に他人を入れるのは抵抗があるという人も多いのが現実です。
【2人目は無理④】初めから一人っ子予定
もう初めから「一人っ子!」と割り切ってしまえばあとは楽です。
でも、数年経って子どもが小学校に入るころになってから(やっぱり産んどけばよかったかも…)という葛藤を抱える人も多いです。
そのころに産めれば何も問題はないですが、既に年齢が過ぎてしまった、という場合は取り返しがつかないです。
でも
「あのとき産んどけば、とも思ったけど、一人っ子だから十分に手をかけられたなーと思うこともあるよ」と既に高校生の1人息子を持つ叔母に言われたことがあります。
「でもあんたは産みな!若いんだから!」
これもよく言われますが……
……若かろうが、そうでなかろうが育児は大変ですよね~。
【2人目は無理④】「2人目は経済的に厳しい」
「子どもは自分の食い扶持をもって生まれる」
というくらい、子どもはお金がかかりません。
そう、食べることに関してはね。
しかも、赤ん坊の時だけね。
うちのように周囲に独身&ジジババ(義実家)がある人なら、「夏服ない」と一言いうだけで数枚即プレゼントされます。
クリスマスや誕生日には(贅沢だろ2歳児に!)というくらいプレゼントが集まります。
しかし、そうでない家庭もあります。
習い事や、塾、私立に行かせたい親が2人目を躊躇するのは当然です。
「子育ては最大の娯楽」
誰かが言っていました。金がかかる、ということに関してはそうかもしれません。
1人っ子を決めた理由を、「自分たちにもお金を使いたい」と堂々と言う人もいます。
「経済的にもゆとりがないと、子どもも親も辛い」という考え。
厳しいようですが、私のようなマネコン家庭で育ったものからすると、「深く同意」です。
経済的余裕がないと育児は難しいんです。きれいごとでなく。
【2人目は無理⑤】「夫が帰るのが遅いし協力出来ないから無理」
詳しく聞くと、夫が帰る時間は毎日22時~23時。
土日もどちらかは飲みに行っているということで、「こりゃダメだ」状態ですね。
むしろ、こんな状態で夫が、「2人目欲しいな~^^」とか言ったら私がグーパンです。(代わりに)
周囲の夫の帰宅時間を聞くたびにビックリしてるんですが、夜10時とかって普通なんですか?
午前様とか普通なんですか?
でも、普通求人欄の就業時間に「9時~23時」とか書いてて応募する人っていませんよね?(よっっぽど給料がいいのか?)
いや、世間知らずの私がおかしいのかもしれませんが、例えば私の前職のような塾業界とかでも遅くて23時くらいなんですよ。
それでも22時には上がるようにしてたり、、(出勤は午後3時からとかだし)
毎日そんな朝から夜遅くで大丈夫なんですか?(真顔)
お金を稼ぐ、ということだけで人生終わっちゃいません?(真顔)
ていうか、労働法規を破る「会社」って何様なんでしょうか。。子どもや奥さんと一緒にいるような当たり前の時間を人ひとりからはく奪するほどの給料を支払っているんでしょうか?
(子どもが小さいのに単身赴任させる、とかも)
私にはちょっと理解できませんね。特にこういうブログを書いたりして自宅で仕事出来ているとなおさら。
すくすく子育て「脱・ワンオペ育児」を見て
先日、「脱・ワンオペ育児」というテーマでやっていたNHKのすくすく子育て。
「ワンオペ」とは外食チェーン店などで従業員ひとりが長時間すべての業務をこなすこと。そのブラックな働き方を家事や育児をたったひとりで24時間担っているママの姿にあてはめて「ワンオペ育児」と言われるようになりました。
引用元: すくすく子育て「脱・ワンオペ育児」
私も出産してから「マジでこんな育児って辛いの?!」と気づくことばかりでした。
・体力的に辛い
・ホルモンバランスの乱れで気分が優れない
・慢性的なイライラ・憂鬱
・睡眠不足
・自分の時間が取れない
育児を一人でする?
ハッキリ言って、そんな状態では虐待や鬱が起こるのは全く不思議じゃないです。
前記事にもしましたが母親スキルは人によって異なるので、みんな同じように家事育児仕事出来ると思ったら大間違いなんですよ。
「辛いなら辛いって声を上げないとね~」
↑はい?愛する妻を見て何か気づかないの?
「俺も仕事で疲れてるし」
↑そんな水掛け論知らん。話聞くくらいはしろや。
「俺だと泣くし、やっぱりママしか無理だ」
↑ママだって無理だよ。じゃあ誰が育児すんの?
私が楽しいから抱っことかおっぱいとかしてると思ってんの?グズグズなだめるとか?アホなの?
だいたい「イクメン」って、
「オトコは基本育児しないかもだけど俺はしてるメンズなんだよね~」
っていうことでしょ?
当たり前だっつうの。
育児して当然だっつうの。
向き・不向きとか考えてたら子ども死んじゃうでしょ!?
ってんで母親が必死でやってるそばで「イクメンになれるかな?」じゃねーよ。
【ワンオペ】もう全国の母親はキャパオーバーなんで、他をあたってください。
「まー、感情的になっちゃっていやあねえ森さんったら」
という人もいるでしょうが、私一応当事者なんでね。
子育て真っ盛りなんでね!
もっともっともーっと「おかしいぞ世間!死んじゃうぞ『母親』!死んじゃうぞ、『子ども』!」って叫んでいかないとダメですね。
まずは私から……です。
まずはあなたから……です。
今回はいつもより(1.8倍くらい)長くなりました。
森雨でした。
【追記】まだまだ言いたいことあります!母親と子育てについて
他にもいち母親として「言いたいこと」があったので記事にしています。
ぜひ興味のある方はご覧ください。
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