「人のせいにするのは悪いこと?」人のせいにすることで見えてくる人のせいにしない人の本心

人のせいにする人 『キレる』私
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こんにちは、森雨です。

人のせいにする人…今回はこういうテーマなんですけど、

「人のせいにしてませんか?」

と言われると、

劣等感のある人は(ああ、この人は私が全て他人のせいにして、自分が悪いことを認めないひどい人間だと思っているんだ)と思って怒りと失望を感じます。

人のせいにする、というのは悪いこと…そう思って生きてきましたよね。

確かに怒られたときに何か反論すると「人のせいにするな!」とよく言われましたよね。

でも、これ本当にそうでしょうか。

人のせいにすることは本当に悪いことでしょうか。

今回は「人のせいにする」人がどういう人間か。

本当に「人のせいにする」ことは悪いことか。

考えてみたいと思います。

人のせいにするって本当に悪いこと?

そもそも、人のせいにするってどういう状況でしょうか。

何かでミスをして上司に「どうしてこうなったんだ!」ととがめられた時に原因が多くあると言いたいだけなのに人の名前を出しただけで「人のせいにする!」と言われてしまう。

別に人でなくてもいいんです。

うち、小さい子どもが二人いるので床によくおもちゃが落ちてるんですよ。
よくそれを踏んづけて痛い思いをしているんですが、例えばそれ踏んじゃって手に持っていたコーヒーをこぼしたら夫がコーヒーまみれの床を見て「あー、それどうしたの」と言ったとします。

私は「おもちゃ踏んだの!」とイライラしながら雑巾を探しに行きます。「息子たちがここにおもちゃ置きっぱなしにするから!」とプンプン怒りながら。

そう、人のせいにしてますよね。

でも、もしそこで夫に「ほらほら、息子たちのせいにしない!自分が踏んづけたのが悪いんでしょ」と言われると普通カチン!ときますよ。

(カチンとしないひと、います?)ただ説明しているだけなのに、人のせいにする!なんて言い方されたくないですよね。

何が言いたいかと言うと「人のせいにする」というのは悪いことじゃないんです。

ただ、原因を考えて見解を述べているだけなんですよね。いわば人が人であるための権利です。

「人のせいにするな!」という人の本当の姿

人のせいにすることはいいことか?悪いことか?

というのは、人と話すことはいいことか?悪いことか?と言うことと一緒です。大げさじゃなく。

人のせいにすることを悪いことだと思っている人は、劣等感が強く、杓子定規で物事を見極めようとします。早い話、何も考えていないんです。

「人のせいにするな」というもっともらしいセリフで相手を抑圧し、権利を奪おうとします。

だから、「人のせいにするな」という人の話は話半分に聞くことです。決して真に受けないこと。

相手の自分に対する評価は信用してはいけません。

もし「人のせいにする」ということで責められたり、とがめられて追い詰められた時は、

「私の見解をお話しているだけです。誰の話もしていません。落ち着いてください」と伝えましょう。

「私は人のせいにばかりしているんじゃないか?」と自分を責めたくなる人

実は、「人のせいにするな」と実際に言われたというより、自分自身で(あれ? 私人のせいにばっかりしてない?)と思うことの方がずっと多いんです。

そうじゃないですか?

最後にいつ人から「お前は人のせいにばかりしてる!」と怒られましたか?

歳を取るとあまり怒られることもなくなりますよね。

毒親問題を話す際によく「これは私のせいなんでしょうか。親のせいなんでしょうか…」とか、「親のせいにばかりする自分に嫌気がさします」という相談を受けます。

私は毎回「親のせいなんですから、ちゃんと親のせいだって言っていいんですよ」と伝えています。

だってそうじゃないですか。

例えば、幼い子どもが親に「お前の頭はなんて悪いんだ!」と言われながら育ったら、とてもじゃないけど「僕は頭がいいぞ。頑張れば100点だって取れるし、東大だっていける!」と思えるようにはならないですよね。

親の思い通りに出来なくて、勉強が嫌になって勉強嫌いのまま大人になった時に、

「僕の頭は悪くて…親はよく怒ってたんです。でももっと頑張ればよかったのかもしれないですね。頭が悪い自分が悪いんです。すべて自分のせいですよ」と言っているようなもんです。

みんな人のせいにはできないんです。すごく自分のせいにして生きています。

カウンセリングを受ける段になっても、心のどこかで(僕の人生がこんなになったのは、親のせいかもしれないな)と思っているので「クソ親のせいで劣等感が強い、頭の悪い人間になりました!どうすればあいつらに損害賠償を請求できますか?」という人はいません。

「人のせいにしているんじゃないだろうか…」と自分を責めたくなる人はすごく優しい人です。周りの空気を読み、いい子になろう、人の期待に応えようと生きてきた人だと思います。

そういう人には全力で「今まで起きたことはみんな人のせいにしていいんですよ!」と言いたいですね。

人のせいにすることで自分のために生きられるようになる

さて、ここまで読んだ方は最後まで読んでくださいね。

「人のせいにしていいんだ!」と思えたとき、スッと心が軽くなった方はちゃんと私の話を聞いていた人です。でも、そうじゃなくて(ええ…そんなこと言っても言い訳して人のせいにしてる人ってダメな人でしょう?)と思う人はもう一度読んでからここに帰ってきてください。

「人のせいにしていい」ということがどういうことか。

これまで「人のせいにしてはいけない」と言われて、自分でもそう信じて生きてきた人はすごく我慢してきたはずです。人前で「あいつが悪いんだ!」なんて言えませんからね。

でも、心のどこかで(私は悪くない…悪いのはあいつ…そしてわかってくれないみんなだ!)と周囲に怒りを持っていたはずです。

共感されず、愛されず、我慢し続けているのに慰めてももらえない…。

そんなツラさを抱えて生きてきた人は、周囲に対して強い怒りも持っています。

ちょっと聞いてよー!と言って友達に居酒屋で愚痴を言える人なら救われます。吐き出せるんですから。

でも、そうじゃない人。聞いてくれる人もいない人。ずっと一人で抱え込んでいた人は絶対に強い怒りを持っています。

いつもキレる一歩手前です。

そういう人が夫や子どもに「だってママが…」とか「だって君が…」と言われると「私のせいだって言うのー!?」とブチ切れることは確実です。

人のせいにしちゃダメだと思って生きてきた人は、必ず自分の感情を隠して生きています。

だから、そういう人がひとたび心から「人のせいにしていい」と思えることが出来たら、自分が犠牲にしてきたものに気づけるのです。

自分のために時間と感情を使えるようになるのです。

人のせいにして、愚痴って、人間らしく図太く生きていこう

最後に。

「人のせいにするな!」という大人ってたくさんいたと思います。

でも、そういう大人たちって、何かと言うと色んなもののせいにして生きてきたと思いますよ。例えば教師だと「子どもたちの出来が悪いのは俺のせいじゃないさ」と思っていたはず。

親だってそうです。妹や弟が何かしでかすと「だって○○が…」という発言に「弟のせいにするんじゃない!」って。

人のせいにしていいんです。

事件は必ず原因があるんです。

もっと人のせいにして、愚痴って、ネガティブになって。ちゃんと落ち込んでから起き上がるようにしていきましょうね。

森雨でした。

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