【あんた誰?】発達障害者は不幸であるべきで、子どもなど産んではいけないのだ。

発達障害(ASD・ADHD)
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こんにちは、森雨です。

うららかな春の日差しの中、みなさんいかがお過ごしですか?
私は毎日5カ月の次男の横でテレビを観たり、ゴロゴロしたり、長男と喧嘩したりと割と忙しく幸せに生活しております。

つい先日、Twitterで発達障害者の方こんなツイートをされていました。

7割の人が「発達障害者は産むべきでない」と思っていることを知って改めて色々と考えました。
今回はこの7割の「発達障害者は子どもを持つべきではない」と思っている人たちについて考えたことを書いてみます。

『発達障害者は子どもを産むべきではない』な人たちは誰?

以前から何度か発達障害者でも子ども産んでいいやん!という旨を発信し続けてきた私ですが、今回このアンケートを見て「もしかしたらこの『子どもを産むべきではない!』と思っている人たちはみんな発達障害者なのではないか」と思いました。

私はこれまで、こういう発想をする人が障害者を社会のゴミとでも思っているような差別的な人たちなんだと勝手に思い込んで「そっちがそうならこっちにも考えがある…!」と銃に玉を込めてきたんですが、最近(もしかしたら敵は全然違うのかもしれない…何か勘違いしていたかも…)と気づきました。

たしかに、私もこれまで子どもを産み育ててきて「発達障害者で子どもを産むなんて非常識すぎる」と言ってきた人はいませんでした。「発達障害があるのに子育てなんて大変でしょうねぇ…」という人はいても「産むなんてアリエナイ!子どもの将来を考えたら涙が出る!」と言ってきた人はいません。

これは想像ですが、

発達障害者の方で(かもしれない人も含め)自分の将来に不安を抱えている人がネットで発達障害の記事を読み漁った末、私のブログにたどり着き発達障害者で結婚してて子どもの産んでる…という事に希望でなく妬みや憎しみを感じたのだとしたら、この『子どもを産むべきではない』人たちは当事者なのではないのかと。。

繰り返しますが、想像なんですけどね。

発達障害者はみんな超・不幸である!

ではなぜ、発達障害者の方は『発達障害者は子どもを産むな』と考える人がいるのでしょう。

それは発達障害者の多くが発達障害を持つと必ず不幸になると思い込んでいるからだと思います。

私も含め、発達障害者はみんな生きるのに大変苦労してきました。
大人になってから発達障害があると判明した私のような人間は特にそうだと思います。幼い頃から人より出来ないことが多かったし、親や教師からも目をつけられ、怒鳴られ、呆れられ、失望させてきたんです。

そのせいで「私には生きる価値がない」「死んだ方がマシだ」「死にたい」と抑うつの状態でいることが多いのです。(これを『二次障害』といいますね)

発達障害があるからいつも仕事もうまくいかない。
発達障害があるから恋人も出来ない。
発達障害があるから家を出られない。
発達障害があるから人と付き合うのが怖い。
発達障害があるから生きていくのが辛い。

一言でいうと、発達障害があると人生が超ハードモードとなるわけです。
こういう悩みを常に抱え、ネットを唯一のよりどころにする人にとって私のような発達障害のような結婚・子育てをしている人間はある意味「発達障害者にあるまじき人間」なのかもしれません。

発達障害者が幸福になどなれはしない!
遺伝を考慮せず発達障害者が子どもを産むなんて言語道断である!

という考えの元、顔の見えないネットを利用してその考えの布教活動をせっせこ書き込んでいるんだと思います。

そして、それを散々読まされた子どものほしいと考えている発達障害者が(…やっぱり発達障害者に子どもは無理なんだ…)と涙を流して子どもを諦めているという現状があるんです。

【真相】発達障害者は不幸なのか?

誤解しないでいただきたいのですが、私は私以外の未婚の発達障害者を馬鹿にしているわけではないんです。
産まないという選択をした人も、産んだ人もそれぞれ葛藤の末その結論に至っているということはよくわかっています。私も当事者なので。

ただ、発達障害者が子どもを作れない理由の一つとして遺伝の問題がありますよね。

よく「あなたの子どもは発達障害じゃないから…」と言われますが、実は息子たちはまだ4歳・0歳で発達障害がないかどうかはっきりわかんないんですよ。

実は長男は発達障害が、とは言われたことはありませんがかなりマイペースな子でみんなが発表会でお遊戯しててもぼーっと突っ立って何もしなかったことは何度もありますし、おもちゃ並べるの大好きだし、集中すると人の話を全く聞かないしで昨年は保育園の担任の先生に色々とダメ出しされて私も相当悩んだんですよ……。

「もしかしたら発達障害があるかも」と夫に言ったこともあります。

しかし、そのとき私が感じたのは「もし発達障害があるなら早く最善の策を練らないと」ということでした。彼にとって生きやすい環境を整え、出来ることが増えるように、自己肯定感が低くならずに済むような環境づくりをしなければと思ったんです。

彼が少しでも幸せに毎日を過ごせるように。
自己肯定感を高く保てるように。

そこで市の発達相談にも行きました。本人のやりやすいような声かけや工夫を色々と教えてもらってすごく助かりました。
相談できたことで気が楽になり、本人の意志を尊重するようにと、私も無理をしないようにと考えられるようになりました。

幸い、今年度から担任が変わり息子についてダメ出しされることはなくなったので私も(息子も)ずいぶん楽になりました。
息子は着実に成長し、悩んでいたころに出来なかったことが徐々に出来るようになりました。人の話も聞くし、理屈をこねて反抗もするようになったりして本人なりにやっているので、ひとまずは長い目でみることにしています。

話を戻しますが、子どもに発達障害が遺伝しているか?していないかは今のところわからないんですよ。
マイペースなのは私も夫もそうなので、きっと二人分のマイペースさを受け継いだのかもしれません。笑

とにかく、不安はありますがその時最善を尽くしてやるくらいしか息子にしてやれることはないんです。親として。

少なくとも、今、彼はいつも幸せそうです。
たとえどちらであろうと、本人を否定せず、出来ないことで傷つけず、愛情を持って育ててやればいいんだと思っています。

それ以外に親が出来ることがあるでしょうか?
たとえ発達障害があったとして、「あなたは不幸よ。これからずーっとね!私はあなたを産んだことを後悔し、反省します」なんて言う必要があるでしょうか??

『発達障害者は子どもを産むな』という人はきっと幼い頃周囲の大人から否定され、いじめられ、自己肯定感が極端に低いのだと思います。親も発達障害があったりして、知識もなく、誰にも助けてもらえない環境にいたのかもしれません。

これは大変に不幸なことで、私もそうだったからよくわかります。

でも、これからの世代の子どもは違います。発達障害があろうと、なかろうと愛されて育てれば、そしてちゃんとした療育を受けられればずっと生きやすくなるんです。私たちとは違うんです。

世間の発達障害についての理解も少しずつですが進んでいます。

出来ないことをマイナスに見るのではなく、不便さを取り除くサポートをし、工夫することで障害のない人と一緒に勉強したり仕事したりできる社会になりつつあります。

発達障害は不便ですが、不幸ではないんですよ。

目と耳が不自由だったヘレン・ケラーもそう言ってましたね。

『障害は不便ですが、不幸ではありません』と。

発達障害者が不幸であるべきだと思うのは勝手ですが、当の本人が不幸であるか否かは本人にまかせてあげてくださいね。

発達障害は発達が凸凹であるということ

「発達障害者」というと、よく知らない人は「障害者」という言葉に反応してしり込みするものですが、実際のところ発達障害は普通ならなだらかな成長がボコんと出ていたりベコンとへこんでいたりするという話です。

その凹凸を留意して仕事や学業、生活を営んでいる人はごまんといます。
そして薬を飲む人もいるし、飲まない人もいます。

例えば私は注意散漫でミスしやすいのでお金を扱う仕事や、臨機応変に対応する仕事は得意ではありません。
昔失敗した経験もあり、ミスをすると取り返しがつかないような仕事は避けています。また、自分のペースが崩れると混乱してどうも疲れてしまうので自宅で自営業をやっています。

今の生活にはあまり発達障害で特に困りまくっている!ということはありません。
物忘れやミスやらなんかはたくさんありますが、そのたびに周囲に注意してもらったり、自分でなんとか対処しています。

つまり、出来ることもちゃんとあるんです。
人並みな生活だって送れますし、家事も育児もまあまあ出来てはいると思います。たぶん。

そのことについては以前記事にしましたね。
人それぞれ発達障害でも程度があるよっていう話です。

ただ、障害者というにはちょっと違う気がします。少なくとも私のADHDやASDというものに対しては距離を感じます。

この呼び方もうちょっと近代的なものに変わらないかなー?と思いますね。

障害者差別というには言いすぎでしょうか?

まだまだ語り足りませんが、また続きは別の記事で書きたいと思います。

結局、発達障害者自身が【自己肯定感を養えない・将来に希望を持てない】ので、
『発達障害者は不幸になるもの!発達障害という悲劇を繰り返すな』と思っているのがそもそもの原因なんだと思うんです。

(とはいえ、ここまで書いてもなお「森雨は結婚もして幸せだから他の発達障害者を蔑んでこんなことを書いている!…あいつは本当に発達障害か?」とかいう人はいるんでしょうが)

実はつい先日(私のことを発達障害者であるとは知らない)友人に「夫の兄が発達障害がある。子どもに遺伝すると思うと産めない」と相談を受けて返答に困りました。

あまりにも!あまりにもじゃないですか……夫の兄ですよ?夫の兄!

どう思いますか、これ…。

遺伝するなんて100%じゃないし、むしろ最近の研究では別の要因のほうが大きいとされているし、たとえ発達障害でなくても別の障がいを持って生まれることだってあるのにあんまりじゃないですか…。

遺伝以外の別の要因についてはまた次回。この辺にしときます。

森雨でした。

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